風呂CF(循環ファン)での誤解 その2

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誤解というより「人それぞれ」という表現に近いのかもしれないが・・・

人が感じる快適温湿度にはそれぞれ差がある。例えば人が3歳までにどこでどのように生活していたかは、人の温湿度に対する快適性に大きな影響を及ぼすという研究結果の論文は多く、既に定説となっている。

GoogleのAIによる能動汗腺の検索結果。

もう何度も冒頭の図は出てくるが上がその研究結果例であり、AIの検索でも「能動汗腺」とGoogleのAIに聞くと上のようになる。

つまり体の体温調節をする能動汗腺は3歳までにどのような生活をしてきたかで大きく変わる。例えば湿気のある暑い熱帯地方のフィリピン人が日本に来て日本で子供産んで日本人の多くが過ごす家の環境と同じ生活をしていたなら、その子供は日本人と同じような能動汗腺数を持つ。その子がフィリピンに大人になってから行くと、汗での体温調整がうまくできずに熱中症になる恐れがある。一方そこまで極端でなくとも、最近の日本の住まいは、夏の暑い時期でも家の中を一年中温湿度を抑えて涼しい中なかで生活している人も多い。そんな家で赤ちゃんを3歳まで育てると、特に能動汗腺が少なくなり、汗による体温調整が苦手な体質になりやすい。特に就寝中が肝心で寝汗は能動汗腺を育むとされている。実際私の娘は生まれて時から高気密高断熱の24時間空調で育っているので(幼稚園は5歳から)、寝汗などかいたことがなく、夏の暑さが大変苦手で、汗をかきにくいことで、他の人は平気な外気環境で何度が具合が悪くなったことある。でもそんな同じような家で過ごしてきた私は比較的暑さに強く汗をかく。私が子供の頃はエアコンなんて普通の家にはなく、夏の就寝は扇風機で汗をかきつつ過ごしたので、汗はよく出る。そんなことを体験しているので、娘には「悪いことをした」とよく言うが、娘は「最近の女性は汗をかかないほうが普通で且つ汗崩れがなくよい」と言ってかばってくれるのがさらに辛いところ。

育った環境だけでなく年齢や男女でも能動汗腺の機能差はある。これでは暑いこと寒いことの感じ方に差が出るのはあたりまえ。

さてこの何が風呂CFにつながるのかというと・・・

近年風呂の排気用換気扇はない方が冬の乾燥感を緩和してくれるという事で、お風呂の戸を開けて入浴する人がいる。戸を開けておくなら最初から戸はいらないのでは?でも目隠しはしたいので壁の一部か天井をなくせばいいのでは?にまで発展している例もあるという。風呂CFもそのように見られる事、この理由が私にとっては誤解なのである。私は冬期に湿気が風呂から貰えるから排気用換気扇をやめたのでない。排気用換気扇を使うより風呂の床などが早く乾いてカビが生えにくくなるから風呂CFを標準化したのである。そもそも入浴中に戸が開いていたら寒いだろう・・・。これは個人の快適感なので、開けて入っても寒く感じられない人ならよいが、一般の日本で育った人なら寒く難じて戸を開けて入ることは難しい。なぜなら、人は体が濡れていなければ26度で裸でいてもそんなに問題になることはない。しかしひとたび肌が濡れているような状態だと、気化熱で体温が奪われる。濡れていなくとも皮膚が湿っているだけで、寒く感じるくらい気化熱が奪われる。よって私は真夏でもお風呂は戸を閉めて気温30度以上で相対湿度100%で入浴している。特に真夏なんて家中空調しているので、脱衣所は室温27度以下でRH(相対湿度)50%台だからそんな空気がお風呂場に入ってきたら寒くて仕方ない。私には多数の能動汗腺があるのでそう思うのだろう。しかし人の温湿度の感じ方はそれぞれ。夏が乾いて気温が高くない中央から北の欧州では、能動汗腺機能が低いせいか又は違う理由もあって、湿度に敏感な育ち方をしていないようである。

イタリアに数年以上住んだことのある方から頂いた住居の風呂の写真。このような広い空間にバスタブがある事が一般的とか。これでは湿度100%での入浴はないだろう。

私は欧州へ行ったことがないが、欧州の一般の家ではバーニョと言ってトイレとお風呂が同じ空間にあることが普通。そんなところで湯気をたちこめて入浴することはなく、室温とほぼ同じ温度でバスタブにつかるらしい。それでも寒くないのはきっとそういう文化だけなく、肌(皮膚)の湿度に関するとらえ方が日本で育った人より鈍感なのかもしれない。であるからこれをそのまま日本人の住まいにあてはめることは少し変だと思う。その一方、冒頭でも伝えた通り、「人それぞれ」のためその人が快適なら上の写真のような居室と同じ温湿度での入浴も快適と感じる人がいる。で、私はどうかというと「風呂は暖かく高湿度の空間が快適で、非日常なら露天風呂でもよいかな」であるため、排気用換気扇をやめたのは冬期の乾燥感防止とは関係なく、ただ単に風呂が早く乾くからである。そこにおまけで夏のエネルギーロスが減り、低湿度環境をつくりやすくなる。

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