昨日、駐車場の立木の枝が張り出しているので、手鋸で切ろうと思って手鋸のサヤを外そうとした時に・・・誤って自分の指に歯が触れていることを知らずにサヤから抜いたため(刃渡り30cm)、軽く指先を轢いてしまった。
痛い・・・鋸は歯がぎざぎざなので指に出来た切れ線も4つあり、そこから血が滲む。
油断は大敵である。
さて・・・
写真のとおりようやく耐震等級3に住宅は向かうのか・・・
ただ、「本気の耐震」と勇ましくあるが・・・
耐震等級3を取得するのはとても大変である場合が多い。
確かにありふれたプランで窓が小さく、リビングも小さく区画されていればある程度ハードルが下がる。しかしそれでは住宅として魅力がない空間に陥りやすい。折角数十年もローンを組むのにアパートと同じような間取り(アパートの間取りが悪いのではないが)では勿体ない。
昨今は木造構造ソフトも多種販売され、私が始めて触れた木造舎さんのキヅクリの頃とは全く違う環境。木造も構造計算が大変複雑化し、今は手計算で構造計算をする人はいない。
とは言っても構造ソフトに数値を入力だけすれば簡単に計算が終了すると思っている人がいたらそれは間違っている。せめて国の認定を受ける事を行ってダブルチェック又はセカンドオピニオン・・・するのがよい。
特に「緑の家」をはじめ・・・家内部空間に「拘る」と、構造計算ソフトへの入力は突然難しくなる。時には入力勘違いでNG又はOKが出ることもある。とにかく構造計算は慎重に、慎重に何度も油断しないように「推敲」する。
またスキップフロアー、平面不整形なども突然難易度があがるし、耐雪住宅で耐雪1.5mを超えるあたりから接合部なども難しくなってくる。だから・・・餅は餅屋といわれるように、耐震等級3以上の設計は設計屋が専業として行うようになるのではないかと思う。
巷でありがちな・・・審査機関に耐震等級審査をしたら、壁が増えて間取りが変わった・・・ってなことにならないように構造に油断は大敵である。
今日は・・・朝4時50分に起きて6時45分に事務所を出発して県外へ新たな現地調査。すると・・・三国峠(関越トンネル)付近の紅葉は今が真っ盛り・・・。
もう、もう、日本昔話のような山々。
これを見て何で綺麗と感動するのだろうか。祖先がドングリなどを食していたその頃の実りの秋?としてDNAに刻まれているからか・・・。