船橋市坪井町の家の基礎打込み

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霧雨の中基礎打込みがおこなわれた。いつもの見慣れた高い型枠。

昨日13日はスタッフMが基礎打込み前の検査に伺った。打込みは朝8時30分なので、間違いなく8時には現場に着いていないと検査にならない。しかし三条市からでは始発の新幹線でも10時ごろにしか到着しないので、前日同県で宿泊した。

前日の夜まで雨が降った船橋市だが、予報どおり雨は霧雨になって打込みは可能な状態。とはいっても足下はどろどろなため、検査を終わってかえるころにはスニーカーは泥だけで、膝下まで泥がついた。靴の履き替えは出来たのだが、まさか洋服を着替えることも出来なかったので、帰りまでずーっと電車の中でもスタッフMの足には泥がついた状態で、きっと女子ゆえ電車の中でも世間の視線で大変だったと思われる。

先にいれるノロは当然場外(場内もある)搬出。

「緑の家」の基礎は特殊である。配筋も、生コンの配合も一般の住宅とは違う。だからこそ基礎打込み前のチェックは、配筋検査と同様で最も重要視する。そのため必ず現地に赴くのだが、打込み前日は事務所で先約とのフルタイム打ち合わせがあり、万一私の打ち合わせが長引いて新幹線に乗れなかったら大変だとおもい、スタッフMから行ってもらったのである。

「緑の家」以外あまり写真がアップされない受け入れ時の伝表。堅めのコンクリートである。
アンカーボルト異径16mmが2本必要な引っ張り力が50KNを超える柱がある。

やはり現地チェックに伺ってよかった。大小あわせて3つほどの修繕をいらいし、なんとか打込み前にほぼ修繕がおわった。修正がないほうがよいに決まっているが、修正部分があると逆に遠方でも伺って本当に良かったとなる。

基礎型枠に上ってバイブレーションする。高基礎なら当たり前の光景だが、通常は上がる必要が無いほど低い。

基礎のコンクリート打ち込み後は修正がほとんど出来ないため、打込み前チェックは3人の目(施工者、現場監督、工事監理者)で3回行ってもよいと考えている。通常の建設会社さんではこの3人の内、現場監督さんと工事監理者さんが同じ人なので注意が必要。しかも工事監視者さんが打込みに来ない会社もある。また巷でよく重宝される「第三者監理」もいい加減で打込み時にその方がいる事はほとんどない。本来なら打込み前は最も大事な「時」である。「緑の家」の場合、法的に責任のある工事監理者でありまた設計者として責務を全うするために可能な限り、住宅基礎打込みには立ち会う。 

立ち上がりとスラブを1回で打ち込む。堅いので多少力はいるが吹き上がりも少ない。

世の中様々な家造りの勉強をされて家の建築にあたられている建て主さんでも、この基礎打込みはほとんど一瞬なので正しい監理はまず無理だと思う。法的にも義務づけられている工事監理者をしっかり選出してほしいと願う。

打込み後5時間くらい雨無し(黄色)でその後小雨(水色)で気温20度前後とこの時期最もよい養生状態である。

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コメント

  1. 志信 より:

    はじめまして

    2ヶ月程前から拝見させ貰ってます。

    凄いですね呼び強度33とは

    しかもJISの生コン!

    普通はJISマークが消されてるのに