先日清五郎の家の配筋検査を行った。
結果は珍しく定着長さが不足している箇所が複数有り、その部分の是正をお願いした。
その他の所は細かい修正だけお願いして無事に検査終了・・・。
さて・・・話題は変わるがある情報で少し驚いた。
それはトリプルガラスに変わるある素材が注目されているらしい。
その素材は「スーファ」と呼ばれ、熱伝導率はGWの1/3で0.012~0.014w/mkというトーメイな固体。現在のトリプルガラスの中央部の熱貫流率は0.8~0.9w/m2kであり仮に厚さ20mmのスーファと単位を揃えて比較すると、スーファの熱貫流率は0.6w/m2kとなり、トリプルガラスより断熱性が優れることになる。しかも軽いから施工性もよい。あとは大判(1m×2m)で生産できるかという問題と聞いている。トーメイ性は厚さ1cmで90%の透過率であるからガラスと大体同じレベル。これをペアガラスのアルゴンガスなどと置き換えて使うと、現在のトリプルガラスより高い断熱性能のサッシが軽い重量で提供できるととのこと。
超高断熱住宅の窓の断熱性能は壁に比べ1/7から1/10と相当わるく、超高断熱である住宅なら、窓からの熱損失が全体の1/3以上になることもある。窓の技術革新は家の断熱技術革新でもあり、常に性能のジャンプアップはこの技術革新によってもたらされる。さてこの材料は経年劣化の問題をクリヤーして世に出てくるのか注目したい。
このように性能は時折ジャンプアップすることがあり、超高断熱住宅の弱点である窓は、取り替えが簡単な「緑の家」Aグレードはやはり先端的アイディアだと自負する。