新潟市に計画中の「緑の家」  模型完成

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新潟市に計画中の模型が完成。何時もとは少しだけ違う雰囲気である。何時もように耐震等級3を耐雪1mでクリアーし、予定UA値は0.28以内の予定。

この計画は公園の入り口にあたる石段との関係を建て主さんはとても重視された。私が初めて建て主さんにお目にかかった時には完全な平屋のご希望であったが、第二案の時、2階建て大きく進路変更。その後2階建てで計画は進み模型も2階建てとなっている。

公園入り口の階段と建物の位置関係は上のとおりで、とても近い・・・というより隣あわせ。公園であればほとんど変化はなく安定した借景が望める良い土地である。

2階建ての割には建物全体が低く抑えられているのでコンパクトに見える。

公園階段に向かって大きく開いた開口部。大きなウッドバルコニーが印象的な外観となる。大きなウッドバルコニーといえば・・・

地上から2mくらいの床高をもつウッドデッキ。大きさは7帖ほど。北園町の家。
夏はターポスクリーンは必須なのでフックも設ける北園町の家。

この北園町の家が思い出される。ウッドデッキの主要な構造材はアイアンウッドとして耐久性を最重視。杉やヒノキ類の針葉樹では耐久性10~15年のところ、その倍の20~30年の耐久性を持つので、材料代は高価だが施工費は半分となると考えてよい。如何にも安全性と耐久性を最重要視する「緑の家」らしい。ウッドデッキは15年ほど前からこのアイアンウッドオンリーとなり「無難な家」を確実に目指す「緑の家」である。

一方この家は建て主さんのご希望により天井高が2.1mと低くなっている。それも勾配天井ではないので高さの圧迫感は吹き抜けで補う計画。
天井高が低いとエアコン設置も大変で、通常の壁掛けだとエアコン下端は1.7以下で頭がぶつかる。一方この低さなら脚立がなくともメンテナンスはとても簡単である。

室内から公園の階段を見たところ

何時ものように梱包して今回は宅配便でお送りする。

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