高基礎の床下内の利用は無限に広がる・・・エアコン直下に並べられたペット水。
こういう床下暖房は如何ですか・・・。とても綺麗に並んでます。
すみれ野の家の床下では、建て主さんが水による蓄熱システム実施中。
なんと1トン以上の水を床下に並べ、深夜電力時に床下エアコンを目一杯回し、日中の暖房負荷を減らす事を行っております。これはなかなか優れもので、2lのペットボトルなら500本以上・・・。なんと言っても500本が一本一本空気に触れるから、その表面積はとても大きくなり、ある程度の熱交換が期待できます。もし災害が起っても(断水)、この水はトイレ用として(賞味期限内なら飲料水も可)なんと150回分の水を確保でしておりますね。
「緑の家」の床下は、ヒートファクトリーだったり、
とても使えますね。
厳寒の日、新発田でのお引き渡しの時に・・・
白鳥が近くを飛んでいました。
新潟の冬はまるでピカソの「青の世界」です。
冬でも屋上菜園には緑があり、貴重な野菜の彩りを提供する。そんな菜園にお腹のオレンジ色が良い感じの鮭・・・
拙宅では塩引き風に頂いた鮭を冬の寒干し中・・・
寺泊の潮風に吹きさらされておいしくなります。
コメント
早速のお返事ありがとうございます。
コストバランスではペット水がよさそうですね!
もしペットボトルに自分で潜熱蓄熱材を入れたら更なる効果が期待出来そうですね。
市販で買えるもので蓄熱材が出来ないか勉強してみます。
どさんこ様
コメントありがとうございます。
他社製品でコストバランスを考えた建て主さんとのやりとりを下に載せます。水とPCMカプセルの比較で結局ペット水になりました。以下はそのメイルのコピーです。
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ヤノ技研のPCMカプセルについてのやりとりで・・・
> ②深夜電力の蓄熱で日中(7時~12時の5時間)の暖房をまかなう場合は、以前計算
> していただいたパッサーモの量(160kg)の約半分 80kgあれば良いと考えてよろ
> しいでしょうか。
Q値1として
延べ床面積104m2 で 20℃の温度差があるとして
1*104*20=2080W/h 2080*5h=10400W→37440000J→37440KJ
この半分の熱量をPCMで賄うとして 18720KJ(残りはコンクリート)
18720KJ/188KJ/KG=100kg(材料自体の熱は余力)
すみません。100kgはほしいです。
そしてもし本格的に蓄熱を利用するなら、放熱された空気を利用するために1階 床上に送風ファンがもう一つ(脱衣所以外)ほしいです。
> ③それと同等の蓄熱を水に置き換えると1000L必要と考えてよろしいでしょうか。
水の温度が6度使える(水温30度)として1000L分必要です。
水1000Lと100kgですから水1Lに対して100gの蓄熱材ではないでしょうか?
つまり10倍以上の蓄熱効果が期待できます。
削減効果ですが、
まずその前にこの蓄熱材を暖める事ができる能力が床下エアコン単独にあるかな いかを計算します。
1階床下エアコンが深夜11時から7時まで家全体の7割の暖房を負担するとします (残り3割は2階の補助エアコンを運転させ、7時以降は消します)。
真冬の夜の必要暖房量は先ほどの計算から
=2080W/h
このうち7割あるから1456W/h
8時間で必要とする暖房エネルギーは、
1456×8時間+2080×5時間(朝7時~12時の蓄熱分)=22048wh
床下暖房のエアコン能力 2度の時は4.5KWであるからこの90%として
4.05Kw(配管放熱ロス、目詰まりなど実用上のロス)
4.05×8時間=32.4kwh→32400wh > 22048wh よってOK
この時の予想されるCOPは3程度※(部分負荷率140%)
※・・・エアコンが2台ならCOPは4以上になります。
したがって削減効果が電気料金であるなら
蓄熱材を使わないで平準的にエアコンを使用した場合は
部分負荷率が90%のためCOPが4程度を仮定し
520W*8時間*8円/kwh+520W×5時間*28円/kw=106円/日
蓄熱材を使った場合は
部分負荷率140%のためCOPは3程度とし
22048/8時間=2756W 2756/3=918W/h
918w×8時間×8円=58.6円/日
106-58.6×31日=1469円/月
これが3ヶ月あるとすると 4408円/年
10年で44,080円
20年で88,160円・・・実用上この辺りか?
30年で132,240円
の差となります。
太陽光発電を載せ売電量が増えると更に広がります。
この計算でいくと9万程度で蓄熱材が買えるなら元が取れます。
あとは30年で考えるかどうか・・・
==================ここまで
とうことで新潟の場合の試算です。太陽がでない地域なので厳しく考えてますが、北海道なら外気が低い温度を考慮しなければなりません。
いつもためになる情報ありがとうございます。
床下ペットボトルはかなりのローコスト蓄熱材ですね!
大変参考になりました。
実は今度、我が家の新築住宅でも床下蓄熱材の採用を検討しています。
もしこちらの商品の知識がありましたらお知恵を貸してください。
下記アドレスの潜熱蓄熱材を採用予定です。工務店からは融解温度23℃をすすめられています。
しかし私がのぞむ温度域は夜間の深夜電力をいかして床下エアコンでガンガン暖房して夜間に蓄熱したいと思っています。
私は融解温度32℃が蓄熱量も2倍で良いのではないかと思っていますがエアコンで真冬の夜間に床下がこの温度域に到達できないものでしょうか?
場所は北海道で冬は-10℃前後が多いです。
使用エアコンは寒冷地用の4キロエアコンです。
もし、潜熱蓄熱材も詳しければご教授ねがいます。
http://www.sumikapla.co.jp/yukadanbo/ideabox/idea_gijutsu.html