築130年のotomo vie cent リノベ その59 フェーン現象時の空

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かぼちゃの花と青い空が真夏を告げる。

昨日の新潟は軽いフェーン現象でこの時は空の色でわかる。とても真っ青な空で透明感がある。

濃い青色のトーメイ感のあるやばい空になる時に外気温は急上昇する。

フェーン現象の時は夏にしては湿気が少し減少し、夏にしては空気の透明度があがる。だから見た目わかる。

そんな中いつもの月曜日は休日なのでotomo vie centで奉仕活動をする。

この家を管理者が譲り受けたときからあった什器がとても良い雰囲気なのだが、カビで少し汚れているので、今後も使うために外に出して水洗いをする。木材は楢らしくその重さが伝わり、背板や天板にもベニヤを使っていない頃の本物オンリーの家具。一部シロアリに食われてしまって勿体ない管理状態だがまだ使えそう。ただフェーン現象の36度の屋外での水洗いは30分も行うことができず、2竿のうち1竿のみ。汗は吹き出すように流れ、久々に立ち眩み状態になる。水分をこれでもかというほど飲み、昔ながらの酸っぱい梅干を口に含むと、普段は酸っぱいだけの梅干しが最上級の食べ物に変わる。

昨日のフェーン現象でRH60%まで下がった母屋内部。これでカビの心配が少し和らぐ。

築135年経過した土間内部に今年春にようやくコンクリートが流し込まれ、地面からの湿気の流入を抑え込んでいるためようやく家具類を運び込める状態になってはいるが、まだまだ内装まで手がつかない。

しかし・・・断熱材と防湿フィルムを入れたコンクリート土間はホントによい。古民家の再生は湿気の抑制と虫の防御が絶対である。特に虫は高気密化で何とかなるが、古民家の雰囲気を残したままの湿気の抑制は、全面防湿コンクリート仕上げしか解決方法はないと考えている。これでようやくotomo vie centのリノベーションの1/3は終了。今後内装を楽しみながら仕上げることになる。

ところで・・・空き家の以前の自宅に郵便物をとりにいくと・・・

午前9時30分の室内温湿度。これが2年間も空き家の室内環境なのか?と思わせる。これがカビ臭とは一切無縁の新しい空き家管理方法。

昨日のフェーン現象のなか22度RH(相対湿度)32%の環境。これは明け方4時から8時までエアコン設定19度で4時間ほどだけ毎日タイマー運転しているため、極端にAH(絶対湿度)の低く、露点温度も4.7度という異常な乾燥空気になっている。一般の壁掛けエアコンも頑張れば5度以下の冷媒がつくれることになる。こんな感じで下で紹介した提言16のように新たな空き家管理方法を実践中である。冬以上にあまりにも乾きすぎているので今後はエアコン23度設定で運転する予定。

提言16<br />空き家の傷みを抑えるためには換気を止め除湿する事。その1
2023.09.12 宣言どおり外気のデータを気象庁から敷地内データに修正しそのため文章とグラフも修正した。 2...

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