神奈川県の愛川町のDIY「緑の家」工事監理終了

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曇っていても外気温33度を超える愛川町。

この連休の中日である14日に高速道を走り、7月には引き渡しが終了していた神奈川県愛甲郡愛川町の「緑の家」の工事監理者として勤めを終えるため訪れた。

朝6時20分くらいに事務所を出発したのだが、連休中だったためか圏央道で大渋滞となり愛川町の到着はなんと11時40頃になってしまった。一方お昼を食べた後の帰りは事務所に着いたのは19時でこれも遅くなって合計13時間ほどになった。

タタミ3枚以上の壁に大きく描かれた「お子様画伯」の絵。この絵の迫力が絵描きさんの住むアトリエ倉庫のような雰囲気となっている。

この神奈川愛川町の家は新築ではあるが、壁と天井の仕上げを建て主さん自身が住みながら行うという一部DIY住宅である。そのため一階の主要な居室である家族の間は、入居後2か月経過しているがまだ仕上げていない。そこで壁の下地であるPBの上になんでも書いてよいと、建て主さんがお子様に伝えたところこのような大画になったのである。まだ「大変お若い」のにこれだけのスケール感を把握して書けるなんて、ものすごい才能。

電気配線があっても違和感が少ない照明器具。

天井もなく電気配線がむき出しとなっているが、そのに似合う照明器具が設置されていて違和感は少ない。

後ろの壁はまだ仕上げ施工途中のままだけれども、それも温熱的に快適な室内では特に問題ではないばかりか、まるで家全体がアトリエの倉庫のような雰囲気。

このような内装が未工事でも、完成気密測定でC値が0.2㎝2/m2の高性能Bグレード仕様のため、この暑い夏でも快適に過ごされたそうで、8月までは床下エアコンを再熱除湿モードだけで家の全空調を担っていたそうである。それでも快適で特に1階は支障なく過ごせたとのこと。8月中旬からは流石に2階の冷房用をエアコンを一台ONにして過ごされたとこのと。

「緑の家」もこのようなバージョンがあると楽しそうで、今後も希望があればお勧めしたい。

南東面には巨大な窓がある。この写真のみ2025年6月。

またこの夏で簾の効果も凄く実感したそうで、当初東の一か所だけ簾無しにしていたが、その窓だけ少し暑いと感じ、簾を下げたところ全く別の窓に変貌したとのこと。

巨大な窓を覆いつくす簾。この効果は抜群で簾の良さを実感したそうである。簾と煙突が良く似合う。

今は主要な窓全てに簾を設置して一台のエアコンで快適に過ごせていて、この涼しい中、ゆっくりと内装仕上げを行っていくとのこと。これが可能なのも、床下収納という巨大な倉庫があるからである。

2mくらい持ち出した屋根がウッド階段をしっかり保護している。

表札も仮設置で多分外構は来年夏までにはできていると思われるが、このままでも感じは悪くない。

また欧州製の高断熱木製戸の欠点であったスマートキーが純正でない問題は、その汎用性の高さから現在は各社で 後付けスマートキーを販売している。

電池式ではあるが、最近は持ちがよくストレスにはならないと思われる。スマホは無論、指紋でもボタンキー操作、遠隔もできよくなっている。

こちらはSwitchBot製の後付けスマートキー。現在は当然顔認証もできる。

但しメーカーによっては防犯性に一抹の不安が残るものもあると思うが、一般個人住宅で且つ他の防犯装置を兼用していれば問題ではないだろう。

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