
これは11年経った「て・こあ」10Kwの太陽光発電の売電の表であるが、本来なら8月は売電金額が33,616円だったのに、7月に売電出力制御がかかりマイナス3,308円が8月分から引かれ29,206円だった。

設置当時の2014年7月では、この出力制御の話なんてなく、この後にバタバタと決まり2015年に施行されている。この出力制御がないシミュレーションでは11年で投資回収で12年目から全てプラスの利益の予定だったが、2~4年くらい先送りになりそうである。投資だから仕方ないが、今後さらに太陽光発電が増えた時に蓄電池がないと思惑と外れたことになるかもしれない。
冒頭の表の見方だが、

Aが総発電量で本来ならここにFITで定められた単価を掛けたCのがそのまま収益になる。しかしこの月の前での出力制御の割合分Eがここから引かれる。その金額がFで、さらにいつの間にかきまった太陽光パネル破棄費用積立金までひかれ最終的な収入はSの29206円となる。確かに7月は晴天多かったのでその影響だろうが、本来晴天が多い程喜ぶべきだが困ったものだ。またこれはオフライン制御なのでオンラインの制御率に比べ相当分が悪い。しかし10kw程度だとオンライン化しても元は取れない。「て・こあ」は住宅でもないため自家消費がほとんどなく結局・・・打つ手なし。
当時は10年間のFIT売電でもよかったかと思うが、無理に全方位で10kwをのせているので10年なら南側の6kwだけでよかったので今更やむなし。
現在設置される10kw未満の主に家庭用太陽光発電は、自家消費利用が多いと思うがそれでも売電が制御されるリスクは少しながらあるという規定であるし、今後また変わるかもしれないのが、電気の先買いという意味合いの投資であるととらえている。その点を理解して太陽光発電の設置を検討するとよいだろう。
