本題の前に・・・
大きな荷物が今週届きました。
中身は計測器で、温湿度計はもちろん熱流束を測る熱流計などもあります。
送り元は最近国内で環境系において最も多忙?な先生の研究室で、この計器をお借りしてデータを集取する予定です。
本州は夏の住まい方がこれからのキーワードです。目的はその「夏」の地域ごとの住まいの実態把握で、各地の夏の温熱環境を中心に実測する予定になると伺っており、オーブルデザインのデータも新潟の地域実態として使って頂ければありがたいです。
さて・・・本題の会津坂下の家の配筋検査ですが・・・
昨日伺ってきました。
目に入るのは何時もの背の高い基礎型枠。
何時もは中側はメタル型枠が多いのですが、今回は木製(コンパネ)で、昨日目的を勘違いして捉えた浮かし型枠用の受けで専用治具は使いません。
被り厚は60mmで計算しているので通常は6cmのブロックを敷きますが、D10を挟んで5cmのブロックで6cmを確保しているところと、
D10はなくそのまま下筋D13が6cmのブロックに乗っている部分とが有ります。このあたりは工事される鉄筋屋さんの組み立て方法によります。
県外の方から、
「一体打ち込みが出来る業者さんがいない」
とよく聞きますが、県外でも普通に基礎の立ち上がりとスラブの一体打ち込みは出来ることがわかります。ようはやる気があるかないかだけで、そのやる気とは・・・
RC構造とは全てが一体となって初めて計算通りの耐力になり、そのためにはスラブと立ち上がりを別に打ち込む時は打ち継ぎ面のしっかりした管理が必要・・・だったら一体の打ち込みが方が楽。更に白アリの侵入防止として一体の方が隙間の発生が極めて低い・・・
と考えております。一体打ちに拘りを持つ・・・白アリとRC構造を設計者が考えているかどうかです。