「 Asama 」一覧

事務所移転と「緑の家」が目指すものはS造も その6

床下暖房の部分となる箇所に施工中の断熱材。素材が柔らかいので、何かをするたびに跡が残るのが欠点。

床への断熱施工が始まっている。床はQ1ボードで111mmの断熱材(高性能GWで200mm相当)。壁断熱性能よりもわずかに低いがこの程度あれば床下暖房としてよいだろう。

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高基礎のコンクリート打ち込み前チェック

基礎内に入るのに矢印が示す大きな脚立が必要なほどいつも高い基礎。安全対策の侵入防止ネットもありしっかりした施工管理が行われている現場。

先日の15日朝8時30分に神奈川県愛川町にて基礎の配筋検査をスタッフMと共にに行った。こちらの「緑の家」はUa値0.27、耐震等級3で長期優良住宅を認定されている。

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事務所移転と「緑の家」が目指すものはS造も その4 優しい空間

机の設計図。移転したさいの新たな打ち合わせテーブルは新設するがその素材は・・・

「緑の家」の家の中をご覧頂いた方のご意見を募ると、多くは内装が優しいといわれる。私もそう思う。そしてこの度この「優しさ」に更にもう一方踏み出すことにし、10年前から提唱していた「緑の家」が目指す「無難さ」と共に「優しい空間」も追加したいと考えている。

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事務所移転と「緑の家」が目指すものはS造も その3

S造の中に新たな木造の建物を造っているかのうような現場。

オーブルデザインが入っている建物は、一階貸店舗で二階が住居棟と倉庫棟で三階が現事務所兼住居で四階が物置となる。すでに築50年近い建物であるが、主構造はS造で構造が劣化している感じは全くない。設備も今のところ不具合が見られず良好である。

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神奈川県の愛川町での配筋検査

施工は地域のビルダーさんの愛和建設さんで、監督さんの対応も含めとても丁寧。

今週の初めに神奈川県に配筋検査にお邪魔した。愛川町に電車の駅はないので必然的に車移動しかない。三条からだと片道4時間(300㎞)で往復8時間の現地行きのためスタッフと2人でお邪魔する。

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事務所移転と「緑の家」が目指すものはS造も その1

事務所の移転先はここ。5mを超える天井のある鉄骨の建物。来年の春先に予定していた事務所の移転が突然4か月前倒しになり、現在工事が始まっている。

やっぱり浅間は天邪鬼だなと言われそうな本日のテーマ。「緑の家」は「将来」S造の住宅も目指す。

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新たな古民家リノベーションは来年からもうできないのか・・・1

130年前につくられた小屋組み

2025年4月から住宅など木造建築物の審査が厳しくなることはすでに周知されてきている。以前も申し上げたが、新築よりもリフォーム、リノベーションが相当厳しくなるのであろう。たぶんほぼ古民家のリノベーションは・・・今後難しくなる。

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工事監理者と気密施工チェック

先週名古屋市の千種区に建築中の「緑の家」に伺った。

今日のブログは先週新幹線の移動中(10月25日)に書いているので表現がそのようになっていることを先にお断りする。

工事監理者とは、建築基準法第5条の6の第4項に規定され建て主さんから指定されてその業務につく者である。現場監督や工事管理者とは全く異なる業務を行う。それは建て主さんの代わりとなって図面と工事内容が同じかをチェックする人のことである。

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長野県青木村の配筋検査2回目

追記あり 2024.10.24

雲が切れ日も差し込む現地。

やはり・・・晴れた!

ここに来るまでワイパーの速度が最速になるほどの雨模様で坂城町を通過し、流石にこれは雨の中の配筋検査も覚悟かなとちらっと思ったが、何も根拠はないものの「大丈夫止むはず」との気持ちが強くあった。

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続・やっぱり・・・中止になったか。エアコンの保険

昨今のエアコンの故障の多さで2023年に勧め始めた家電保険(エアコンの故障保険)。この一年で東北電力さんやヤマダ電機さんがその長期保証(保険)を廃止にしている。

ヤマダ電機さんのHPより

こちらは家電量販店最大手のヤマダ電機さんの昨年まであった長期保証である。こちらはヤマダ電機さんで購入されていない家電でも長期延長保証が受けられた家電保証であったが、昨年の1月で廃止された。

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木とカビそして木の外壁

2024年10月14日のhttps://biz-journal.jp/company/からのPS

私は隈研吾氏を擁護するわけではないが※、最近の同氏設計に対するに何か勘違いをされて批評することは、「緑の家」がいつも申し上げている、「日本の気候(本州以南)で屋外に木にカビが生えるのが当たりまえ」の日本の気候を全く理解していない。
※私ごときが擁護しても何のプラスにもならないが。

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床下への最初の給気(換気)はやはり嫌い。

新築当初の基礎断熱内の床下は綺麗だが・・・

高断熱高気密の住まいを少し勉強した人からは必ず質問される。「床下に給気する換気方式はどうか?」と・・・

そこで何度もお伝えしているこの件の再掲となる。もう何年もまえから申し上げているが、換気やエアコンなどの設備はメンテナンス(掃除等)が重要だから・・・と口を酸っぱくして申し上げている。が、それでも何回もお伝えしたい。

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本所リバーサイドの家 完成③

今回最もお子様に人気があったところはこの洗面台のスリット。階段上のデッドスペースを使っているので、どうしても足元にスリットが必要なのでいつもこの形。

長期優良住宅認定 耐震等級3(積雪1mで地域係数Z=1※にて取得)
断熱等性能UA値0.26w/m2k 等級7
完成気密性能 C値=0.2㎝2/m2
マキシオン太陽光発電6.4kw設置
※新潟県ではZ=0.9が一般的であるがZ=1とすることで地震に対し10%強くなる。つまり耐震等級3の10%増しでの取得。

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名古屋千種の家と熊本の家③ 床は杉 

ボンバルディアDHC8-Q400の着陸時のタイヤ。

熊本からの帰りは伊丹経由だったが風が地上で強く着陸時にはフラフラと揺れており、タイヤは左右時間差でつくような感じだった。その前にタイヤが機体からできてきて眼前に来て興味津々。

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本所リバーサイドの家 完成②

長期優良住宅認定 耐震等級3(積雪1mで地域係数Z=1※にて取得)
断熱等性能UA値0.26w/m2k 等級7
完成気密性能 C値=0.2㎝2/m2
マキシオン太陽光発電6.4kw設置
※新潟県ではZ=0.9が一般的であるがZ=1とすることで地震に対し10%強くなる。つまり耐震等級3の10%増しでの取得。

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本所リバーサイドの家 完成①

太陽光発電を載せるため片流れより無難な招き屋根としている。

長期優良住宅認定 耐震等級3(積雪1mで地域係数Z=1※にて取得)
断熱等性能UA値0.26w/m2k 等級7
完成気密性能 C値=0.2㎝2/m2
マキシオン太陽光発電6.4kw設置
※新潟県ではZ=0.9が一般的であるがZ=1とすることで10%地震に対し強くなる。つまり耐震等級3の10%増しでの取得。

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今後のトイレ換気扇の候補 3 無難な設備計画

ある「緑の家」での天井付けトイレ用換気扇の前面蓋を外して見ると・・・曲がっている。

2の続報であるが、すでにトイレ用の局所換気扇の新たな選定は終わっているので、従来の粗悪品である換気扇のことである。この写真はある「緑の家」の天井に設置されていた換気扇の前面パネルを外したところ。

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完成時の気密測定が基本。完成気密C値0.2と予想どおり。

2024.09.27 緑字加筆修正追加 

建て主さん立ち合いで完成時の気密測定が行われた。内側に開くドレーキップ窓。

JISA2201:2017の建物条件2で規定された方法で中間気密測定をして先回はαAが18㎝2だったのが今回の完成気密測定(建物条件2)では45㎝2と27㎝2増えている。これは全く予想どおりで本所リバーサイドの家の完成気密はC値0.2㎝2/m2となった。

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「緑の家」の窓について 3 
「真」南以外ならメイン窓の方位は北がよい

私は設計を業としてからこの35年で数か所の一軒家で暮らした。この「暮らす」とのことが大事で、一日体験したとか、データを取っただけではわからないことが沢山ある。今回の3ではご批判もあり賛否両論あると思うが、私の窓に対するスタンスは省エネより窓先景観を優先するのである。

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神奈川県愛川町および長野県青木村で連日の地鎮祭

設計中の一年で再び建築費があがってしまったが地鎮祭を迎えることができた。

20日と21日に執り行われる2つの地鎮祭に担当スタッフと出席するために昨朝5時30分に事務所を出発。そのちょうど通り道(圏央道八王子市)と目的地では天候が大荒れで一昨日にゴルフボールくらいの雹が降ったとのこと。一日ずれていてほんとに運がよかった。

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「超仕上げの床」は日本の文化。是非存続にご賛同を・・・。

杉の超仕上げに触れるともう他の触感では満足しなくなる。

「緑の家」では27年間、桧と杉で超仕上げの床を勧めているが最近日本の床の定番であったこの超仕上げの床の入手が難しくなってきている。これから先とても困ったことになりそうである。

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「緑の家」の窓について 2 
標準ガラスは全て遮熱型(新潟以南)

Ⅴ地区新潟以南の超高断熱住宅は全て遮熱ガラスがよいかも その2 女性に優しく
エクセルシャノンさんのカタログから 先回の続きである。私のポリシーは住宅の定説を疑って考えることであるた...
2023年9月にこのブログを公開

丁度一年前に、上のブログを書いた。この反響は大きくこちらのブログを読まれた建て主さんは全員紫外線カットを最も重要視された。

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「緑の家」の窓について 1
ドレーキップ型(内開き)を10年以上使い続ける理由。

「緑の家」の窓の9割以上はドレーキップ型(内開き)となる。ドレーキップ型がどうしても使えないときに引き違い等となる。下は10年前の2014年に提言として書いたブログ。

提言⑨ 超高断熱の家にはドレーキップ窓が基本
2014年7月23日緑字加筆修正 オーブルデザインの「緑の家」では今まで⑧つ提言をしてきました。これで⑨個目の提言です...
この日のブログは辛口でパッキンが交換できないサッシはNGとまで宣言している。
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エアコン1台の欠点

床面積23坪程度コンパクトなこちらの「緑の家」でも冷房用エアコンは2台ある。主エアコンは正面の箱の中。

来年からの高気密高断熱の義務化のせいなのか、一台のエアコンで冷房する家が再び増えてきている。「緑の家」の性能でも一台で冷房することは全く問題ない場合が多いが、6年前の2018年から可能な限り複数台の冷房用エアコンを設置している。

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屋外はレゾルシノールを指定する。

玄関ポーチの屋根を支える木は跳ね出しで屋外に露出している。このため集成材なら使用環境Aの素材がお勧め。

上の写真は今から14年前(2010年)の「緑の家」の玄関部分である。この当時から異種基礎を避けるために玄関屋根にはポーチ柱を設けず跳ね出しの梁で積雪2mの屋根をうける。木組みの意匠が好きなのであえて木を見せている。そしてこの当時は集成材の梁は指定がなければ指定環境A※のレゾルシノールの接着剤での梁で加工される。ところが・・・
JASで規定された集成材の規格の一つ。

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