「 Asama 」一覧



熊本の家 完成写真

明るい青色のガルバニュームが目を引く玄関アプローチ。地域によってはガルバニューム鋼板が異様に高いこともあると知った熊本の家。完成写真を載せることを、カメラ機材の不手際でその本来の魅力が伝わりにくいことに納得がいかず少し先送りにしていた。

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フック付きせん断補強筋でかぶり厚が70mmになるのでは・・・。

新潟県内でのAグレードの基礎鉄筋の状況。せん断補強筋は17年も前からフック付きが標準。

2025年4月から基礎配筋の基準が変わり、基礎の配筋は原則フック付きの補強筋になる。例外として、フックなしで構造計算がおこなわれた場合と、本来フック部分が溶接で縦筋と主筋が緊結された場合はフックなしでもよい。注意したいのは溶接において従来多く見られたような点付け溶接ではなく緊結といえるほどしっかりとした溶接でないとこれに該当せず、ほとんどが何らかの試験に合格したユニット配筋となる。そして最も注意したいところが実はかぶり厚である。

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最新の換気の査読論文から

注釈がない限りこの記事の図及び表はこの論文からの抜粋となる。

室内におけるコロナ対策としての腰を据えた研究結果が出始めてきている。コロナ禍でも対策はあったのだが簡易的に行っていたことが多く、この論文では2から3年くらい前に換気システム改修などをようやく本格的に行ったその結果と思われる。このように実測を一年くらい行って論文執筆となると、昨年ごろからしっかりした査読論文が出てくる時期となる。この論文の研究者はこの分野の第一線の先生方になる。

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住宅基礎における鉄筋の継手と定着

この4月から一般の木造建築物の法規制の審査(申請)が厳しくなった。特に構造系の審査がようやく構造まで行政がタッチするようになったため、困る事業所も多いだろう。しかし構造審査は概ね2種類から選択でき、その1つの仕様規定の方はまだまだ甘々で、仕様規定で構造審査をお願いすれば、伏せ図の添付は必要ないという・・・。確かにこれでは構造の審査ではない。一方構造計算となる許容応力度設計や現場検査は逆に厳しくなるだろう。

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新事務所のことと、暮らしの器としての家のこと。

今日は長文であるが世の中連休中なのでごゆっくりブログに立ち寄って頂きたい。

2月に事務所は転居したが、移転即完成との感じではなく大枠を作って細かいところは足していこうと考えであったため、引っ越ししてからも様々なところで手を加えてきた。外部はまだだけれども5月になりいよいよ内部のほうはほぼ終わった。

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長野県で「緑の家」完成予定と今後の見学会

床下1.4mあるいつも高基礎。積雪地でないため軒の出も余裕で大きく出せる。

長野県に建築中の「緑の家」と新潟市の建築中の「緑の家」の完成の見学会を行います。日時は下のとおり。

場所名称日時時間
長野県青木村青木村の家5月18日(日)10時~16時
新潟県新潟市月見町の家5月24日(土)25日(日)9時~16時30分
後日予約枠を公表予定
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「緑の家」でみた筋かいとガルバニュームの屋根のこと

長岡市千代町に施工中の「緑の家」で耐力壁検査のため昨日現地に伺った。こちらの「緑の家」は、当然耐雪住宅であり設計積雪量は2.5mで耐震等級は最高の3で長期優良住宅を取得している。しかしただの等級3ではなく昨今の新潟県の地震発生の多さを考慮してさらに耐震性をアップさせるため地域地震係数をあえて法令の0.9から1に10%アップさせて取得している。この辺りは設計者の配慮となる。

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地震時の液状化も保証する地盤改良工法を採用

液状化まで保証対象の「スーパージオ工法」

昨年の元日に起きた能登半島地震では新潟市でも大きな被害を受けた。その大部分が液状化による建物の変形や破壊である。「緑の家」でも液状化が起きた地域に数棟建築されていたが、柱状改良という汎用の地盤改良のおかげか建物への被害はなく建物外の排水管だけだった。このように液状化にも有効に働く「地盤改良」ではあるが、私の知る限りの新潟における地盤改良工法で、液状化まで保証している工法はない。つまり効果はあるが保証までできないのが現在の地盤改良。しかし現在広島市で行っている地盤改良では・・・なんと!液状化まで保証する工法を採用している。

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事務所移転と「緑の家」が目指すものはS造も その18 

色と素材で優しい空間を目指す「緑の家」


新事務所の内装は今後の住まいで行いたい「優しい空間」であり、当然温熱的にも優しい床下暖房や足に優しい杉の床で、無塗装で超仕上げの心地よさを是非体験して頂きたい。その優しい空間は今後メンテナンスにも及ぶところが斬新だと自身で思う。そこで今回の事務所で実践した「緑の家」の優しさは次のようになる。

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エコより紫外線防止が最優先の「緑の家」の窓。

日本海の夕日が一望できる大窓のある拙宅(現在は空き家)の窓。
海からの反射光も受ける大窓は日射熱取得より紫外線をカット(95%)を優先している。

もう何度書いているが、「緑の家」では窓面積が大変多いが、紫外線を防ぐことを何より優先する。これは2年前に宣言した。そのことを、先日埼玉県でお会いした建て主さんにお話ししたら、奥様がもろ手を挙げて賛成して頂いた。これはホントにうれしかった。

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メイルの不具合

3月29日に突然にメイルの送信のみできなくなった。使っているメーラーはもう先代のバージョンから25年間使っている「Thuderbird」。

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拘りは無塗装の優しい木の素地-無塗装に拘り28年。

事務所インテリアイメージは優しい素地色と無塗装の手触り。とにかく木は無塗装・・・。

新しくなった事務所の打ち合わせスペースでは古い事務所で使っていた木の椅子を使っていたが、新たな試みで「ある」椅子を設置してみた。

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基礎のフラットメンテナンス口

先月の28日に届いた書類・・・

今日4月1日から工事が開始される建物は、新しい法律のもとで確認申請が行われる。そのため先月の27日に確認申請済証が来た「広島南区の家」はその次の日に工事に着手したので、面倒な追加手続きをすることなく安堵している。

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Aグレードの大きめの庇が無難の「緑の家」

「緑の家」には必ず設置される大き目の庇。外壁より凹んだサッシの位置が一般の家とは違うオーラを発する。

昨日新潟市東区に建築中の「緑の家」に伺ってきた。目的は足場外し前のチェックだが上の写真のとおり「緑の家」のAグレードには窓全てに庇が取り付く。この庇はBグレードと違い窓を雨から守り、サッシの単独取り換えを可能にする点である。当然簾も雨から守る。

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春の桜のない関東へ

現地調査に伺った川越市にある桜並木はまだピンク色が見られない。

今週の火曜日から昨日木曜日まで関東へ工事監理や現地調査に伺ってきた。・・・が、3月末のこの時期の関東へ過去何度も行っているのに桜の全くない関東は初めて。桜が3月27日でも膨らみもないほど全く咲いていない。

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青木村の家の換気

着々と完成に向かって外観はほぼ完成した。凛々しい玄関側ファサード。写真は建て主さん提供。

長野県小県郡に建築中の「緑の家」で青木村の家がほぼ完成した。今月中には登記を済ませあとは残工事を行うだけとなる。県外ではあるが状況によりプチ見学会を4月下旬頃から5月上旬ごろに行うかもしれないが、その時はこのブログ内でご案内する。

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築130年のotomo vie cent リノベ その56  キッチン土間の工事④

写真は全て基礎屋さんからメッセージで送られてきたもの。打設はお昼前には終わっているが、ここからが土間一発仕上げの本番・・・。

先々週の最も荒れた日に土間コンクリートが打ち込まれた。
私は先日の防湿フィルムが敷かれた時点でこの工事の本懐は遂げられた位な気持ちだが、請け負って頂いている職人さんはここからがホントの本番となる。

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事務所移転と「緑の家」が目指すものはS造も その17 遮熱型ガラスと紫外線

S造の倉庫をリノベして超高断熱の「入り子構造」で模様替えした新事務所の打ち合わせスペースの大窓は遮熱型のトリプルガラスを使用している。その紫外線カット率は95.3%(JIS R 3106による)であり、残りの極わずかな量である4.7%の紫外線(この場合特定の紫外線)しか入ってこないが・・・

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築130年のotomo vie cent リノベ その55  キッチン土間の工事③

このブログの写真すべては基礎屋さんから送られてきたもの

いよいよ土間に防湿シートが敷き終わった。このシートでどれだけの湿気が防げるか・・・それはあるとないとは土間表面に与える影響の次元が違う。これで一階カビ対策のイロハの「イ」が終了。一応ロはエアコンによる調湿で、ハは気密シートによる建物の全体防湿化になる。この3つを行えばカビ害はほぼない。otomo vie centではイとロを行うことになる。

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月見町の家と青木村の家 外壁貼りはじめる

外壁は木なのでこの黒色は一次防水の補助シートである。この端正なファサードに薪ストーブの煙突が添えられメインの外観の完成。

外壁をチェックするために建て主さんから送られてきた外観写真。切れの良いファサードである。左のコーナーサッシの庇の水平線と玄関屋根の水平線が切り妻屋根の単純な形状に味を添える。

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事務所移転と「緑の家」が目指すものはS造も その16 細かい仕様

S造の倉庫をリノベして超高断熱の「入り子構造」で模様替えした新事務所の給仕スペース(裏方)にある水栓。シンプルでいてそれで且つデザインも程よく、さらに水跳ねが後ろにとびにくいものをチョイス。さらにローコストとメンテ性は抜群のおまけつき。

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築130年のotomo vie cent リノベ その54  キッチン土間の工事②

この日の写真は全て基礎屋さんから送付されたもの。現地に出向かなくても様子がわかるのでありがたい。

築130年の(既に135年目)otomo vie centの土間工事が行われている。私は通常業務が忙しく事務所に貼りついたままであるが、信頼のおける基礎屋さんなので安心してお任せしている。

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事務所移転と「緑の家」が目指すものはS造も その15

ようやく新事務所玄関階段に看板(表札)が設置された。浮かせた切り抜き文字は真鍮製。

S造の倉庫をリノベして超高断熱の「入り子構造」で模様替えした新事務所の作業スペースはできる限りコスト抑えるべく、天井仕上げ材及び壁仕上げ材はない。天井は合板むき出しのままで、壁は掟破りの板状断熱材そのままが仕上げ材となる。

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