「 Asama 」一覧

Aグレードの大きめの庇が無難の「緑の家」

「緑の家」には必ず設置される大き目の庇。外壁より凹んだサッシの位置がい一般の家とは違うオーラ。

昨日新潟市東区に建築中の「緑の家」に伺ってきた。目的は足場外し前のチェックだが上の写真のとおり「緑の家」のAグレードには窓全てに庇が取り付く。この庇はBグレードと違い窓を雨から守り、サッシの単独取り換えを可能にする点である。当然簾も雨から守る。

続きを読む

春の桜のない関東へ

現地調査に伺った川越市にある桜並木はまだピンク色が見られない。

今週の火曜日から昨日木曜日まで関東へ工事監理や現地調査に伺ってきた。・・・が、3月末のこの時期の関東へ過去何度も行っているのに桜の全くない関東は初めて。桜が3月27日でも膨らみもないほど全く咲いていない。

続きを読む


青木村の家の換気

着々と完成に向かって外観はほぼ完成した。凛々しい玄関側ファサード。写真は建て主さん提供。

長野県小県郡に建築中の「緑の家」で青木村の家がほぼ完成した。今月中には登記を済ませあとは残工事を行うだけとなる。県外ではあるが状況によりプチ見学会を4月下旬頃から5月上旬ごろに行うかもしれないが、その時はこのブログ内でご案内する。

続きを読む





築130年のotomo vie cent リノベ その56  キッチン土間の工事④

写真は全て基礎屋さんからメッセージで送られてきたもの。打設はお昼前には終わっているが、ここからが土間一発仕上げの本番・・・。

先々週の最も荒れた日に土間コンクリートが打ち込まれた。
私は先日の防湿フィルムが敷かれた時点でこの工事の本懐は遂げられた位な気持ちだが、請け負って頂いている職人さんはここからがホントの本番となる。

続きを読む


事務所移転と「緑の家」が目指すものはS造も その17 遮熱型ガラスと紫外線

S造の倉庫をリノベして超高断熱の「入り子構造」で模様替えした新事務所の打ち合わせスペースの大窓は遮熱型のトリプルガラスを使用している。その紫外線カット率は95.3%(JIS R 3106による)であり、残りの極わずかな量である4.7%の紫外線(この場合特定の紫外線)しか入ってこないが・・・

続きを読む


築130年のotomo vie cent リノベ その55  キッチン土間の工事③

このブログの写真すべては基礎屋さんから送られてきたもの

いよいよ土間に防湿シートが敷き終わった。このシートでどれだけの湿気が防げるか・・・それはあるとないとは土間表面に与える影響の次元が違う。これで一階カビ対策のイロハの「イ」が終了。一応ロはエアコンによる調湿で、ハは気密シートによる建物の全体防湿化になる。この3つを行えばカビ害はほぼない。otomo vie centではイとロを行うことになる。

続きを読む

月見町の家と青木村の家 外壁貼りはじめる

外壁は木なのでこの黒色は一次防水の補助シートである。この端正なファサードに薪ストーブの煙突が添えられメインの外観の完成。

外壁をチェックするために建て主さんから送られてきた外観写真。切れの良いファサードである。左のコーナーサッシの庇の水平線と玄関屋根の水平線が切り妻屋根の単純な形状に味を添える。

続きを読む

事務所移転と「緑の家」が目指すものはS造も その16 細かい仕様

S造の倉庫をリノベして超高断熱の「入り子構造」で模様替えした新事務所の給仕スペース(裏方)にある水栓。シンプルでいてそれで且つデザインも程よく、さらに水跳ねが後ろにとびにくいものをチョイス。さらにローコストとメンテ性は抜群のおまけつき。

続きを読む

築130年のotomo vie cent リノベ その54  キッチン土間の工事②

この日の写真は全て基礎屋さんから送付されたもの。現地に出向かなくても様子がわかるのでありがたい。

築130年の(既に135年目)otomo vie centの土間工事が行われている。私は通常業務が忙しく事務所に貼りついたままであるが、信頼のおける基礎屋さんなので安心してお任せしている。

続きを読む


事務所移転と「緑の家」が目指すものはS造も その15

ようやく新事務所玄関階段に看板(表札)が設置された。浮かせた切り抜き文字は真鍮製。

S造の倉庫をリノベして超高断熱の「入り子構造」で模様替えした新事務所の作業スペースはできる限りコスト抑えるべく、天井仕上げ材及び壁仕上げ材はない。天井は合板むき出しのままで、壁は掟破りの板状断熱材そのままが仕上げ材となる。

続きを読む

事務所移転と「緑の家」が目指すものはS造も その14

S造の倉庫をリノベして超高断熱の「入り子構造」で模様替えした新事務所の天井は、コストを重視しほとんどが構造用合板のままで、重要な打ち合わせ空間は壁と同様に桐の無垢板無塗装のボードである。

続きを読む


事務所移転と「緑の家」が目指すものはS造も その13

アルミニュームが鈍く照明を反射させる。断熱材のままの壁で表面にアルミ箔が貼られている。

壁は桐の無垢材の9mm、AEP壁と先回ご案内したが、もう一種類ある。それが断熱材の板のままの壁。

続きを読む

事務所移転と「緑の家」が目指すものはS造も その12

壁は桐板はぎで合板ではないため小端方向は出隅として使えるところが良い。

S造の倉庫をリノベして超高断熱の「入り子構造」で模様替えした新事務所の壁は、桐の無垢材(板はぎ)の厚さ9mm。当然無塗装。したがって合板(べニヤ)と違い小端は上の矢印のとおり綺麗に仕上げることが可能。

続きを読む


無駄を削いだ構造、無塗装の椅子

移転先の事務所の工事は滞っているが年末から再び始動しこの足場も撤去された。

足場って見方を変えると大変美しい。

最近は足場の単管にネット(メッシュネット)をつけるのでこのような形で見るのはわずかな時間しかないが、建物内部の模様替え且つ足場側は自社の駐車場なのでネットの必要があまりないので省略している。

続きを読む


名古屋千種の家 完成 3 細長い敷地

階段手摺は無垢の杉板。大工さんが気を利かせて共木で木目が繋がる。

この「緑の家」は近隣商業地域で準防火地域の都市型の緑の家。防火使用のサッシしか使えない中、G3と断熱等級7を満足するUa値0.25W/m2Kの超高断熱と等級3の耐震性を持つ。当然長期優良住宅認定・・・

都市部なのでよくある細長い敷地でありその敷地に見合った細長いプラン。上の写真のとおり22段の階段で一直線でグランドレベルの玄関まで続く。

続きを読む

構造用合板の耐力壁

とても好ましいお手本のような合板耐力壁の釘打ち(こちらは真壁)。

昨日月見町の家の面材(合板)部分の耐力壁検査を行ってきた。こちらの現場の大工さんは連続してパーフェクトの施工を行っているが、今回はさらに好ましい面材耐力壁の釘の打ち方であった。

続きを読む

名古屋千種の家 完成 2 白い収納壁

間口が狭く細長い家となるので、造り付け家具を多用して間口方向の有効利用をはかる。こちらはキッチン&壁面家具として計画

名古屋千種の家は近隣商業地域で準防火地域の都市型の緑の家。防火仕様のサッシしか使えない中、G3と断熱等級7を満足するUa値0.25W/m2Kの超高断熱と等級3の耐震性を持つ。当然長期優良住宅認定。

続きを読む

名古屋千種の家 完成 1

敷地を目いっぱいに使用しているので、地べたの造園ができなかったため、外壁や目隠し塀に木を使うことで柔らかく優しい感じを計画。

名古屋千種の家の完成検査がを終え、新幹線内でこのブログを書いている(1月19日)。

名古屋千種の家は近隣商業地域で準防火地域の都市型の緑の家。防火使用のサッシしか使えない中、G3と断熱等級7を満足するUa値0.25W/m2Kの超高断熱と等級3の耐震性を持つ。当然長期優良住宅認定。

続きを読む


特異な設計者から見た耐力壁のこと

いつもの無難な小屋裏構造。振れ止め、桁上合板で耐震等級3を確保し通気のための穴あり。

昨日新潟市の東区月見町に建築中の「緑の家」の検査に伺ってきた。あいにく新潟市は雨確率100%であり、一日中雨の予報。それでもIphoneを見ながら雨雲の少ない時間を選んで伺った。

続きを読む

築130年のotomo vie cent リノベ その52
  絶対の古民家リノベ3原則

一部訂正で写真の入れ替え 2025.01.15

床が解体整理されていよいよ防湿土間コン土間を打つ。

築130年のotomo vie centの先回のアップは10月だったので3か月ぶりにアップする。それはそのはずで11月中頃から休みがなかったので一度もotomo vie centの奉仕は行っていない。

続きを読む

3年に一度の定期講習と現況

7時間拘束される定期講習はつい後ろ向きになりやすいが、時折なら背筋が伸びる感が良い。

11月中旬から12月28日までほぼ休みなしで業務にあたっていたため、世間と同じ9連休の正月休みをゆっくりとotomo vie centのリノベで過ごした(結局建築に携わっていた)。9連休後の今週はその間のメイルや、建築士の定期講習でようやく一息ついた。

続きを読む

長野県青木村の「緑の家」の耐力壁検査2

周囲がわかるように写真におさめるとホントに環境がよく、シンボルツリーとなる杉?が良い感じ。

昨日圧雪が数十キロ続き厳しい路面状況だった雪の上信越道を走破し長野県小県郡の青木村にある「緑の家」へ耐力壁検査に伺った。この「緑の家」のUa値は0.21で断熱等級7をクリアーした耐震等級3の長期優良住宅である。

続きを読む

名古屋市千種の家 完成間近

街並みに溶け込む形と色。そもそも住宅密集地では長細いファサードになるのだが・・・。

名古屋市に建築中の「緑の家」が完成間近。今回の立地は住宅密集地で、準防火地域にもかかわらずUa値は0.25で等級7を耐震等級3の長期優良住宅で取得※。お隣さんとの距離もほとんどなく、隣地からの離れ寸法が民法上の規定500㎜未満も多く残る地域。その中で無理せず目いっぱいに建築したのが今回の名古屋千種の家である。
※準防火地域ではサッシも防火タイプとなるため断熱性能が1ランク以上低くなる。防火シャッターを使えばよいが防火シャッターでは火災の時に誰が下げるのか不安が残るのでできるだけ避けたい。

続きを読む


高性能住宅の窓のこと 紫外線対策とサッシのサイズ

2024.12.21 10時30分 文字追加

YKKさんの樹脂サッシのカタログで紹介されている図

高性能住宅(高断熱高気密住宅)では窓の選定に悩むと思う。簡単に割り切ればとにかくUw値の低い(性能が高い)窓を選ぶだろう。その際、どのくらい性能を高い窓を選んだ時に、暖房費が下がるか気になるところ。そこで上のYKKさんのカタログにある図では、高性能で日射取得型のAPW430を使うとフレミングより冷暖房費が年間35,133円得になるような内容・・・しかしこれはちょっと頂けない。それは・・・

続きを読む



法律の準拠と構造認識の大切さ

構造計算をする人は必ず持っているこのマニュアル。もう30年くらい前に最終改定の定番の書。

10年以上前から構造材加工で注意していることがある。それは間柱欠きをできる限り少なくすることである。一般の読者さんにこれをお伝えしても「?」になるだろうが、構造でも最低基準となる「建築基準法施行令」の第44条では「梁や桁の中央付近の下側に、耐力上支障のある欠込みをしてはいけない。」という規定がある。

続きを読む

1 2 3 4 110