「 2008年06月 」一覧

改正建築基準法の施行の苦しみがわかります。

木造2階建て程度では、昨年改定された確認申請の問題はほとんどなかったとブログでもお伝えしました。が・・・、現在性能表示申請を2件行っており、その資料の多さと、決められた図面書き込み方法で少々ギブアップ気味です。こんな部材の認定番号までいるのという感じです。ちょっと納まりが違うだけで認定から外れ評価して頂けないつらさ(財力があれば、実験でもして認定番号が取れるのだが、設計事務所ではそんなことはできない)。まさしくこの評価申請は、大手の規格住宅向けか、評価申請をする機関の仕事を増やす事が目的のような内容です。きっと木造以外の確認申請もこんな感じなのだろうとようやくわかりました。一例として脱衣所にまで防水性能が求められる事はとても不思議です。脱衣所は湿気が出る場所だからというのが理由とされていますが、それは昔の話です。何のために換気扇があり、何のために内部結露を防ぐ計画をしているのか?冬季の湿気ならコンセントボックス程度の穴からでも充分侵入するとR2000マニュアルにあったぞー。根本的に防湿化すれば問題ないはずなのに・・・。

日本の国も他の先進国と同様に、木造住宅の構造くらい国で統一するようにしてもよいのではないかと思います。いま民間から公募している200年住宅などは、国がその骨格くらい取り決めればよいのではないかと思います


ビニールクロスは・・・匂う。

  昨日、近所の整形外科に行ってきた。2ヶ月ほど前から寝ちがいが原因で首筋がはり、痛い。特に寝ている時に首筋が張る痛みで目がさめる。よくなるとほっといたが、完治しないのでついに診察を受けた。結果はやはり原因は特になく、運動不足と柔軟体操不足という感じ。

この医院はある大手メーカーが一年ほど前に建築した。外部はタイルや塗り壁でとても立派なのだが、内部はほとんどビニールクロス壁、天井とビニール床。だから内部に入った瞬間、医院臭いと言うよりは、ビニールクロスの可塑剤※の匂い。久しぶりに新築臭を感じた。(皆さんが感じる新築臭はほとんどこの可塑剤の匂い)やはりビニールクロスは所詮ビニール臭が強い。外観にたくさんのお金をかけるなら、中にいる患者、スタッフ、ご自身のためにビニールクロスは最小限度に留めたほうがよかったと思う。がしかし、医院にとって外観は重要でステイタスなのだろう。

※ビニールクロスは塩化ビニールが基材になっている。塩化ビニールそのものは非常に硬い物質。これを柔らかくするために可塑剤を使う。この可塑剤が揮発性物質なので、ビニールクロスが柔らかい間(10年くらい)は可塑剤の匂いがする。そして可塑剤が匂わなくなったころ、つまりビニールが硬くなった頃、剥がれやすくなる。これがいやでオーブルデザインではエマルションペイントを使う。価格はビニールクロスの1.5倍するのですが、10年もあの可塑剤の匂いをかかなくて済む。


名義貸し・・・。

先日このブログでご案内した工事監理アドバイスしている家(法律上の工事監理ではない)の事で今日とても驚いた。

建て主Xさんは、Y工務店と一括請負契約(設計も施工もする)を結んだのであるが、この家の法律上の工事監理者はA設計事務所のBさんと確認申請書に記載されている。そこで建て主Xさんは、施工に疑義を抱き、このBさんのところに「施工は大丈夫でしょうか?」というつもりで事務所に伺った。そこで工事監理者Bさんは、建て主さんに向かって「名前だけ貸しているだけで実際の工事監理はしていないよ。オーブルに管理させるのであれば、うちに工事監理を依頼すれば対応したのに。」と言ったそうだ。びっくりした。Bさんは正規の工事監理者になっているのに、全く認識していない。姉歯の耐震偽装があって工事監理者の名義貸しの厳罰化となり、昨年数十名の建築士が見せしめともいえる免許剥奪処分を受けたというのに、全くお構いなし。同じ職責をになう者としてとても残念。人の命を預かるともいえる建物を設計・工事監理する建築士には、「人間性」のチェックの必要があると思われる。いくら技術的、営業的に優れた建築士であろうが、建築基準法の骨格を成す部分での違法性は、もっと厳重に取り締まる必要がある。しかし取り締まりはしないで、確認申請そのものを細分化してすまそうという意識が業界や国にあるように感じる。現法律が守られないのは、取締りがなく、また罰も軽いところに問題があり、入り口が問題ではない。出口の問題。ここが厳しくなければ所謂「ザル法」となる。

確認申請の書類をいくら細分化し厳しくしても「取り締まり」や「罰」がないなら意味はない。確認申請が厳しく不必要なまでに細分化されたコストを善良な建て主さん、建築士にまで要求されるのだから。そして一番問題なのは、これが特別の事ではない(普通にある)ことだ。


南雄三さんの講師は面白い。CASBEE講習会から

昨日、いつもお世話になっている、見附市の上野住宅建材さん主催で、CASBEE講習会※を受けてきました。3年程前から興味があったのですが、機会がなくこの度初めて講習会に参加しました。何しろ講師があの高気密高断熱で有名な「南雄三」氏だったので、きっと面白いと思い楽しみに出かけました。

やはり過激なトークとジョークで、「こんなのくその役にも立たない」という言葉を3回も発せられて、ここで笑いだろうと思ったのですが、会場は「しーん」という感じでした。私は最前列で小声で笑っていました。この真面目さが新潟県人なのか、中水を使った事がないのでピンとこなかったのか不明ですが、どこが役に立たないかというと、CASBEEの評価では中水利用で80L程度のタンクを設置すると評価があがるのです。しかし、南講師を含む我々中水実務者は、80Lのタンクでは役に立たない事を良く知ってます。普通2000Lくらいは必要です。なぜなら中水(雨水貯蔵)を庭の散水用に考えると、雨の適度に降るときは、この中水は必要ありません。この適度な雨でも80Lを超えると全て雨水を捨てます。しかしいざ雨が降らなくなった盛夏に、庭が散布用としてこの中水を使うと、80Lでは1回散布用もありません。庭散布は、少し小さい庭でも、車の洗車でも100~200L/回くらいは必要です。そして盛夏の雨がない時は10日くらい平気で晴れが続きますので、10日で中水はなくなってしまいますからね。せめて中水が効果を発する盛夏くらいは使えないと意味がないでしょう!(だって他の季節では庭に水散布はほとんど必要無いからね。プランターが多くある家は効果あるかも。またトイレ用に使う中水システムは効果あり。この中水を使うという意識が負荷を減らすのだね。きっと。)

さて、CASBEEが役にたたないかというと、これは 現在の良い評価システムです。日本での建物の20世紀のキーワードはあたらいい構造や生命の安全性、後半でゆとりと快適性でした。しかし今世紀はとにかく「環境」がキーワードです。その環境性能で評価するCASBEEは、世界的にも注目を集めており、評価分母に「環境負荷」が来るという今までにない環境評価手法です。これを世にお送り出すためにご尽力された方に拍手します。

早速拙宅をこのCASBEで評価して見ました。ちょっと甘めの解釈で評価すると最高ランクのSです。拍手!!拙宅では環境負荷を大きく低減する「太陽光発電、太陽光給湯、エコキュート」はありませんが、大きな木の植樹や、植え込みの木の多さ、雨水利用(屋上菜園)でよい評価となります。

※CASBEEとは・・・建物を環境性能で評価しランク付けする手法。2001年に国土交通省の主導でIBECが委員会を設置しまとめた。委員会委員長は、元建築学会会長の村上周三博士。評価方法はQ/LでQは建物の質、Lは環境負荷。この評価で大事な事は、昔みたいに暖房我慢、冷房我慢、お風呂は週2回という我慢生活といわれる行為だけで環境負荷を減らすばかりでは良い評価とならない。今の快適性を維持しながら、環境負荷をできる限り減らそうという現実性が伴うところに価値がある。

浅間邸のCASBEE評価。たいした家ではありませんが、環境との調和、緑地や植樹の多さ、外壁の自然素材や塀も新潟県産の石を積み上げて造っている擁壁が、環境負荷を減らすとCASBEEでは評価されます。


たばこ

このブログは2008年の1月9日に書いてあったのであるが、手違いでアップされていなかった。昨日ニュースでタバコが1000円/箱になるという極端な値上がりを聞いたので、過去のニュースを思いだしアップされていないこのブログがあることに気づいた次第。

今日報道で東京都内タクシーの完全禁煙が開始されたと聞いた。とても歓迎したい。私はタバコをやめてから早21年たつだろうか?最初の5年くらいは、夢の中で吸ってはっとしたものだ。(吸いたい願望のせいだろうか?)今はタバコの匂いでもとてもいやな気持ちである。というのは、ホテルに泊まった時、深夜にタバコの匂いで目が覚めそれから寝むれなくなるから。どうも私の泊まれるホテルクラスは空気質が悪く、家の寝室が一番快適と思う。特におきている時や仕事をしている時は問題ないのだが、リラックスしている時や数時間眠り込んだ後、眠りが浅くなったときとても気になる。そこでホテルの部屋に一歩足を入れた瞬間タバコの匂い(ヤニ臭)がすると一気に帰りたくなる。仕事柄空気質には、とても敏感になったようだ。

タバコの害を論じる時によく引き合いに出される話題は、今初めてタバコが発売されるという仮定をした時、厚生労働省にタバコの販売の申請?をすると間違いなく発売禁止物品となる。それほどタバコの害は認知され間違いのないところ。(そんなものが今も販売できること事態が不思議であるが・・・。)人類が酒と付き合っている時間より歴史の浅いタバコは、「100害あって一利なし」といわれる物質。しかし私はタバコを発売中止にする必要はないと思っている。タバコは嗜好品。危険とはいえそれを承知で服用するのであるから、たとえると危険な冬に山登りする登山家と同じこと。個人の自由。だから喫煙を禁止することはよくないとおもう。但し、登山者が遭難したときに、その遭難救出に掛かった費用を請求されるように、タバコが原因で癌になったり、高血圧、心筋梗塞になったときは、その医療費をタバコを吸わない人より高くするようなリスクを背負わせることが必要ではないかと思う。※実は喫煙者のほうが喫煙による病気で早死となり、長生きスル人より医療費がかかっていないかも?ここらの統計を知っている人がいたなら教えてください。※それが健康保険制度の精神にそった平等というものであるような気がする。嗜好品であるタバコが原因による病気の治療費を、タバコを吸わない人までが負担することは不公平であるということ。そうであればタバコの販売、喫煙は今後もずーとOKだ!勿論タバコの喫煙者が喫煙しない人に配慮することは大前提。匂いはキツイシ、最近の研究では吸っている人より周りの人のほうが害を受けやすい時もあるらしいことがわかっているので、分煙化は絶対必要。(ホテルも禁煙室が増えるとありがたい。)

仕事がら、家の換気計画には明るいつもりである。断熱性能が高い家の冬の暖房のエネルギーロスの約1/3は換気によるロスである。つまり換気しなければロスエネルギーの1/3はなくなる。しかし人間は息をするのでその換気量が最低必要であり、その時のロスが全体の1/3となるのである(換気には水蒸気および他の揮発性物質の希釈もある)。そこでタバコを吸うとなんと最低換気量の3倍以上の換気が必要である。おわかりだと思うが、タバコからは皆さんが有害な物質として認知しているホルムアルデヒドも発生している。よって高気密高断熱の家のなかでタバコを吸うことはまったくもってナンセンスである。エネルギーは3倍ロスするし、タバコの匂いまで希釈することを考えると10倍近くの換気が必要だとも言われる。やはりタバコを吸うときは暖房や冷房している空間から出て、屋外空間などででふかす事が懸命である。シンガポールではずいぶん前から空調が施された空間、及び特定道路(バス停等)での喫煙は全面禁止である。


屋上菜園の改良

昨年から始めた、拙宅の屋上菜園。夏は写真のとおり絶好調。しかし秋以降の木枯らしに、かぼちゃやサツマイモトが塩もみ状態。初冬には植えたてのブロッコリーも塩分たっぷりの潮風で見事漬物状態!!しゃれになりません。海の近くの恐ろしさを改めて知りました。そこで今年は囲いを造ろうと決意。定休日の月曜日を利用して、久しぶりの日曜大工(実は趣味)を始めました。完成は夏頃。ゆっくりとつくります。このまま見事に屋上家庭菜園が問題なく継続できれば、皆様にもご提案します。2階リビングの逆転プランで、2階に菜園があると、とてもなごみます。なんたって2階の窓外にすぐ土があるのはいいよ~。しかしまだ実績(数十年という期間過ぎていない)がないので、支障があった時に対処しやすい車庫の上などがお勧めです。


三菱の電気自動車

今日のニュースで三菱の電気自動車(軽クラス)が来年市販されるとアナウンスされていた。意外と早く市販化される事でびっくりした。価格は400万。但し国や自治体からの補助があり、最も補助が多い所(神奈川県らしい)は、150万の補助金が頂け(すごい金額)、400-150=250万という事。これであれば、プリウスより安い。思わずほしい!!と思ったが(先立つ資金があれば)、満充電における航続距離は160KM(10・15モード?)であり、高速道路は燃費がおち、航続距離が少し下がるとの事。うーーむ。満充電で160km(10・15モード?)は厳しい。多分、満充電は通常、バッテリー寿命を著しく縮めるはずだから、80%充電が普通と考え、勿論エアコンを使えば更に航続距離は短いだろう。また気になる表記(10・15モード?)がある。となると実情100km以下か?買い物であれば充分であるが、仕事やレジャーにはちょっときつい。やはり航続距離は短くても200km以上っほしい(バッテリー交換所があったとしても)。残念だがはやりバッテリーが課題でこれ以上はコスト的に無理なのだろうか?すると純粋な電気自動車はもう少し先で、今後10年くらいハイブリッドが主流なのだろう。(しかしいくら先導的車とはいえ、航続距離が100km以下でクレームにはならないのだろうか?)

残念なのが、TVの司会者やコメンテーター。エコカーに乗った事がないらしく、車のスイッチを入れて音が全くしない状態をびっくりしていた(視聴者のためにわざとか?)。当たり前だが、プリウスも(ハイブリッド車)モーター単独で動くので、エンジン音がしない時がある。地球温暖化がこれだけ叫ばれている中、首都東京では、電車が主なのでエコカーはあまりマスメディア(芸能人)には興味がないらしい。そういえば放送局は、エコには無縁のようなスタジオライティングや機器設備なので電気使用量が半端ではないよね。「エコに興味もってね」といっても無理なのかも。


近隣にも迷惑をかける法律違反

何度かブログHP上のコラムで「建築基準法違反の小屋裏」をお伝えしている。この小屋裏(ロフト)の中で一番多い違法部分は、最高天井高1.4m以下の厳守が守られていない事。この最高天井高が1.4mを越えると階数(3階建て)になる。1.4mでは居住するのには不都合。頭をいつも曲げていなければならなくなるので、居室にはならない。だからここで天井高を高くしたくなる。だから違法がわかっていながら作ってしまう。でもこれでは、先日の大阪であった、申請上は9階建てなのに実際は10階ある建物と全く変わりない。数年前の姉歯偽装建物と50歩100歩である。

さて、どうして小屋裏に天井高1.4m以下の規制があるのか?というと、先ほどの理由と反対で「常時人がいる空間としたくない」からだ。これは、2階建より3階建の方が緊急時に(火災等)、逃げ出す事が難しくなるから。3階建てには折りたたみ非常梯子や、消防隊員非常用侵入口の設置義務があるが、2階建はない。この差は大きい。火災や地震は忘れた頃にやってくる。違法建築であったため大きな事故になったではすまない。1戸建て住宅の場合、住居人がそれを承知しているならこれは仕方ない。しかし・・・

小屋裏(ロフト)が違法で3階建てとなる事で、近隣に迷惑をかけるとなると、「住居人がOKだから良し」ではすまない。特に第一種、第二種低層住居専用地域にある違法小屋裏が3階建になると、建築基準法の日影規制対象建物となる。日影規制とは、良好な都市(町並み)をつくるため、背の高い建物が近隣の建物や敷地に必要以上の日影を作らないようにする規制。関東ではこの日影をめぐって訴訟にまで発展する基本的居住性能である。特に第一種、第二種低層住居専用地域内では、字のごとく低層建物をつくる地域にすることで、皆がなるべく日があたるようにという規制が強い地域。だから3階建住宅にすると無条件に日影規制対象建物になる。これは他の住居専用地域や第一種中高層住居専用地域と違うところ。更に3階建ての方が地震時の揺れや建物挙動が大きくなるため、外壁の落下、倒壊の恐れが高くなるので、技術的施工要求も高く求められる。外壁の落下で歩行者や付近の人が怪我をしないようにという近隣配慮規制のため、法律を守らなければならないはず。このような法律を無視し違法する業者(設計者)は、他にも重大な違法性がその建物にはあるとといって差し支えないと考える。


かみ合わない高気密の議論。

5月22日のブログに「インタ-ネットの記事から」という題で、業界大手の問題提起コラムで私はコメントをした。その後2つのコメントが書かれていた。そのコメントはそれぞれかみ合っていないように見受けられる。

まず元々のコラム記事は、「もっと気密化を推進するべきである」と結んでいる。そのことに積極的に賛同しているのは私だけ。1.のコメントは、高気密化の方向を直接コメントしているのではなく、高気密化により、換気が不足が発生する期間があるため、24時間換気扇が義務つけられた事への疑問の提示である。このコメントの最後には、24時間換気ををするとエネルギーの消費拡大があり問題という、現実無視のようなとんでもないコメント。気密化をしない建物での空調エネルギーロスがどのくらいになるか、調査(計算)した事が無いのだろう。3つ目のコメントは、気密化に積極的に賛成しているのではなく、消極的賛成するという感じ。(しかし賛成には変わりないからOK)4つ目のコメントは、防湿層による高気密化も問題視しており、その延長線上での24時間換気に否定的コメントがある。更に否定的コメントをしておきながら、換気の制御には問題があるとのこと。何が言いたいのやらさっぱり不明。そもそも換気の制御とは、閉じた空間の話のこと。開かれた空間に換気などというものは必要無い。また、空気中の温度と湿気の関係について、まったく勉強されていないため、ビニール素材による防湿層の重要性がわからず高気密(防湿)のを否定されているのであろう。少しは結露と防湿の事を勉強していただきたい。もしこのこの方が建築に携わる方であれば、はっきり努力不足であると言いたい。また、換気のために開いている外壁の換気口が、コールドドラフトのために塞がれている。だから24時間換気はむずかしいので、違う制御方法が必要と主張されている。これもご自分の携わった建築物全てで、その建物の使い方をご説明されることが正しい使い方をしていただく第一歩。説明も使い方注意点の明示もその建物にしないで、住居人のせいにするのは、責任転嫁である。もっと正しく建物が使われるように啓蒙活動してから、こういったコメントをしないと説得力がない。因みに左の写真は、当事務所の緑の家の住まい方を説明しているパンフレット。緑の家にお住みになっている全ての建物において、換気口が塞がれていた建物は無い。(今のところ)