昨日の建築士にとって写真は大事な道具①からの続き
最新機種のコンデジと3年前のフォビオン(レンズは安価品スナップ用)の違いを見てみると・・・
こちらはデジイチ SD14フォビオンで撮影。レンズは安価な18-200mm。
あおりやゆがみ補正などのPCで触らない写真の比較です(WBのみ補正)。
上の写真の比較ではよくわかりませんが、でも下の方が立体的というか自然な感じを受けます。その違いをわかりやすいようにピンクの楕円を拡大した写真が下のもの。
似たような画素数のデジイチとコンデジですが絵の素が違う感じです。これはできるだけそのままの建築物をお見せしたいと思っている建築士には大切な写真の要素です。
この違いはセンサー画素の物理的大きさという差が最も影響していますが、フォビオンとベイヤーの素子の構造上の違いもあります。輪郭線等がブロック調になるまで 自然に境目がある絵に対し、どうしても急激に縁をとるベイヤーの補正の差でしょうか?
逆にこの程度の差であるならブログ写真など気軽に撮影できた方がよいシチュエーションが多くあり、このコンデジの低照度に強い特技&HD動画可能には相当のアドバンテージがあります。しっかりと撮りたい完成写真はデジイチで、普段はコンデジで。ようは使い分けですね。
コメント
こんにちは。いつもありがとうございます。
おっしゃるととおり、いまのコンデジはもはや写真(フィルム時代の光学的なもの)ではなく、CGですね。どのようにソフトで創り出すか?的な印象です。
私のような40代半ば過ぎの中高年には、やはり光学的のままのデータを写真と呼びたいです。やはりその点はフォビオン素子のシグマさんのカメラが手頃で実現してくれるデジイチです。
しかし手持ち写真で暗いところでこれだけ写せるコンデジの進化には舌を巻きます。
暗い所に弱かったコンデジもSONY製、裏面照射型画像センサーが登場してから、とんでもない進化を遂げたようです。
暗いときに発生するノイズを除去する方法として、一瞬で連写した写真をコンピュータで解析、合成してノイズを消すなど、これって最初からCGではないのかということが実現し、さらに動画までそつなくこなすというコンデジはすごいです。
また、SONY以外のメーカーのカタログでは裏面照射型画像センサーの素晴らしさは大々的には説明されていないことから、使われている裏面照射型画像センサーはきっとSONY製だと思われます。
フォビオンのフイルム写真的な拡大画像には驚きです。