写真を入れ替えました。2011.05.06
三条の上須頃の家の玄関。
何か感じがよい。そう思わせるデザイン。
玄関廻りだけそのまんまの米杉・・・無塗装。
米杉の独特の色むらが思わず触りたくなる。
構造とデザインは一体。何時も口にする言葉。
構造計算を設計者が行うためデザインが構造と一体化します。
この玄関ポーチの屋根もこんなに繊細に浮遊しているのに耐雪1m。
木の貼り方向に拘り、天井を思い切って低くする。
旧帝国ホテルから学ぶ空間・・・。
さてこの上須頃の家はコンパクトなゼロエネルギーハウスです。
ゼロ光熱費は簡単にクリヤー、その上を行く「ゼロエネルギー」です。それは超高断熱 Q値0.99w/m2k(国の認定あり)だから可能なのですね。
屋根の上に乗っている太陽光発電パネル7kwの発電量が、住宅内で使う電気のエネルギーより多くなります。勿論24時間冷暖房の快適性で。
電気の自給自足とも言えます(但し電気の平準化できないので電力会社との売買はありますが)。 だから「緑の家」では滅多にない片流れに近い屋根です。
この家の内部は天然無添加(どっかで聞いたことのあるフレーズ)の漆喰を建て主さんが自分で塗ります(勿論塗るのははじめて)。それが多分6月の上旬でその頃見学会を行ってみようかと思ってます。無論試し塗のコーナーも作ろうかな。実は補助金の関係で施工途中の見学会が国より義務づけられているので、折角だから漆喰塗体験などをメインにしようかと思ってます。
使用する漆喰は本当に混ぜものが入っていない漆喰で、下地処理にさえ「こんにゃく」を使うという天然素材100%。普通の漆喰は合成糊や合成下地処理があたりまえなので、幾ら自然素材と言っても人口素材が入っていますが、これは本当に天然物。
但し下地処理を間違うとしっかりくっつきません。そんなところを見て頂ければと思います。
高い基礎、耐震等級2、超高断熱、天然素材、床下暖房、大容量太陽光発電・・・全て入っている「緑の家」です。