西裏館の家 完成写真③

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これで最後の完成写真です。

何回かご紹介している階段部分の空間。床が薄く浮いたような2階の部屋が何とも言えません。これで耐震等級3を余裕で取得しているのです。

10帖を超える吹き抜け・・・。耐震等級3では珍しい空間ですね。これができるのも設計事務所ならではの事です。
また、国が認定したQ値が0.83W/m2kと県内最高の断熱性能で且つ床下暖房という最も快適な方式の暖房だから、上下温度差ほぼ0度・・・。最高の温熱環境です。

2階の天井は構造用合板むき出し。これは第一種低層住居専用地域のため、軒高7m以内に納めるミリ単位の寸法で決定した空間です。

右に見える窓のデザイン・・・。彫りの深い奥まった窓です。大きい垂木(屋根を支える木)は耐雪2mらしい太さ。階段が階段にめり込みのは、SSプラン標準の証。この階段下は空隙で人が入れ、シロアリ防止のメンテナンスができる。

アプローチは大好きな自然石積の門柱とモルタルの階段・・・。

あえてタイルを使わないところが「緑の家」なのです。これは年月経たときに一番「コケ」になじむ安価な素材だからです。日本の気候では必ず自然素材は苔むします。だからその時に一番ふさわしい物を選びます。

基礎が1.1mもあるのに、普通の家に見える外壁と基礎の高さ関係。これはシロアリ予防と断熱熱橋のバランスを考えだした取り合いで、オーブルデザインの結論です。とてもどっししりと見えますが、しっかり基礎は高いのです。

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