家造りは安全性から そして天然・自然素材へ

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

五月町の家の耐震壁と防火のための「モイス」という建材が貼り始められました(写真は仮貼り状態)。

オーブルデザインの「緑の家」は天然素材や自然素材をそのまま使うとのことで、この五月町の家の外壁は「無塗装の米杉」です。

米杉無塗装は仕上がるとこんな感じの外壁です。綺麗ですね。

さて、住宅地の殆どが「22条地域」といって法律で燃えにくい外壁にするように決まってますが、一番上のような火に強い外壁の下地をを貼ることで、このように表面に木をそのまま貼ることもできます(但し全国一律ではなく認めない地域もあります)

このようにオーブルデザインの「緑の家」は木の外壁をお奨めしてますが、燃えにくくするための外壁防火下地は色々な仕様があります。先回は木+金属板+プラスターボードで、今回は耐震性のアップを兼ねてこの「モイス」を使っています。

モイス。一枚大きさは91cm×300cm。素材はケイ酸カルシウム+セメント系+繊維です。

このブログをご覧頂いている方の中には既に家を建てた人もいると思います。その方は自分の家の図面(平面図)を見て頂ければそこに書いてありますが、耐力壁はその壁の強さを表す倍率が設計図に書かれてます。この倍率は法律で.5~7までとあり、当然1より7の方が7倍強い耐力壁です。

では最高倍率の7倍とか6.7倍と書かれた耐力壁をを見たことありますか?ありませんよね。今回は沢山の6.7倍の高倍率の壁があります。

五月町の家は立地が新潟市江南区なので設計積雪量は1.2m。これに耐震等級2の家を造ると、

五月町の家の平面図の一部

このように(赤丸の数値)、倍率6.7の高強度耐力壁が多く使われます。なんと言っても「緑の家」の内部空間はとても広々しているので、外壁にこのような普通では見たこともない高強度の壁があるのです。だからこのような柱下金物もまるで木造ではなく鉄鋼のような足下になります。

耐震等級2で積雪を所定の量1.2m(1mまで減らさない)にするとこのような高倍率高強度の壁が増えてきますね。

安全性をしっかり確認する・・・今回は長期優良住宅で認定されており第三者の設計性能の評価があるので更に安心です。

こんな凄い家の構造見学会は11日に行われます。

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする