新潟 「緑の家」の外壁 こだわりの手仕事の塗り壁③ 性能評価住宅

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このビニールに包まれた塊は何でしょうか?

そうですね。古いレンガ(リサイクルレンガ)です。一度溶鉱炉などに使われたレンガで、溶鉱炉の寿命で解体されたものを購入して新たに使います。普通のレンガと違い「耐熱レンガ」ですので、使えないことはありませんが屋外には不向きです。特にこれを使ってバーべキュー炉は造れません。なぜなら耐熱レンガを耐熱レンガとして使う場合は、「モルタル」と呼ばれる建築のモルタルとは全く別物の素材のモルタルで積み上げるのですが、これは水分に弱く、屋外では使えません。だからといって、普通のモルタルで造ると、あっという間にモルタルが割れ崩壊します。ですので、これを再び耐熱レンガとして使いたい場合は、雨がかからないように屋根の下か屋内で炉を作ることになります(その場合、新品の方が良いですね)。

さて、話がそれましたが栄地区の今回の家では、これを薪ストーブの周囲と玄関の床として使う予定です(普通のモルタルで積みます)。この欠けた所や、色むら、製品番号がなんともいえない味を出します。見学会でご覧いただければ、本物の耐熱レンガの良さがわかると思います。多少砂っぽいところが欠点ですが、普通のレンガでは表現できない雰囲気が良いですね。

下写真は、4年前位に使った時の積み上げ施工中のものです。

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