先週片貝の家が上棟しました。
くの字に曲がった家の形が特徴的です。今日は天気が良かったので、アンカー、一部耐力壁、屋根の納まりの検査に行きました。
屋根に上るとこんな感じで曲がっている事がよく分ります。雪深い所なので(去年の冬は2.5mの積雪)雪下ろしがしやすいことが第一の条件。屋根は単純で勾配も3寸とゆるめ、素材は雪下ろし地域では一番利用されるガルバのAT葺き。
影が笑えますね。 丸・・・ではなくカメラを上で構えてます。
2階の隅のの部屋には、今はは殆どの設計者が耐震性から避けるコーナーにサッシがある計画となります。しかし耐震性は周囲にバランスよく耐力壁を配置することで、耐雪2mで耐震等級2を国が認定しております。デザインと構造は一体の当事務所の仕事です。
ここにコーナー窓の意味は写真でよく分るとおり、目の前は「桜の木」なのですね。春には満開の桜の木を存分に楽しめます。そのためにあえて難しい事に挑戦します。
開いているところは全て窓となります。このように東南側窓は大変大きく計画されております。これでQ値が1割は下がりますが、何しろ周囲の環境が良すぎるくらいで、これは大きな窓で一体化としなければもったいない。しかしこの開口部で耐雪2mの耐震を確保するのは、建物の形状からも難易度がレベルCでした。
先週の末、今では珍しい餅まきが上棟式で行われました。
当日は小雨でしたが無事安全に行われました。感謝!