なんと建築専門系では技術誌として一番有名な「建築技術」に寄稿しました。
発売日は12月17日(本日)の2012年1月号です。
題名は「新潟のパッシブデザイン」です。
これは住宅評論家では日本一有名な南雄三氏が、毎年恒例(1998年には既にあった)の断熱や気密等の温熱環境の事を「建築技術」に企画寄稿している中のもので、今年は私を寄稿者の一人に推薦して頂けました。
当事務所にある最も古い連載初期の「建築技術 1998年11月号」。技術者業界では既に13年前には高断熱高気密からエコハウスだったのです。無論執筆はこの頃から南雄三氏。既に13年続く企画。
これが今日届いたばかりの本です。
南雄三氏の今年のテーマは・・・
「パッシブを活かした新しい住まい」
です。
内容はこの本を購入して見て頂ければと思いますが、
簡単に興味深いところを載せると・・・
「パッシブデザイン(ドイツ発のパッシブハウスでは無く、20年以上前から行われている日本のパッシブデザイン)が今後の主流である。そのパッシブの生い立ちを4種に大別し新たなパッシブの潮流を解き明かしてゆく。①高気密高断熱から入った古い人、②高気密高断熱が嫌いで入ったパッシブの人、③自立循環型住宅から入った人、④パッシブハウス(ドイツ)から入った人・・・略」 南雄三氏談
そこで私の分類は高気密高断熱から入ったOLD人で、テーマは・・・
「新潟のパッシブデザイン」です。大きなテーマですがこれについては一言で表現可能なのです。が、この書は「技術誌」ですから、技術者がみて「なるほど」と言ってもらわなければ、お金を出して買って頂く見返りとはなりません。ですので、新潟のパッシブデザインの最も大事なところを一つあげ、その事を長期間満たすためのデザイン(納まり方)を2Pで表現しました。4Pぐらいあればもっと書けるのですが、逆に少ないページで要約ができるためには、自身がしっかり内容を把握し、整理されていなければなりません。ですので逆に良かったのかも・・・。内容は・・・
庇と窓単独取り替えです。
おおーやはり・・・
パッシブとは何か?単に温熱環境がに対してだけなのか・・・その亜熱帯を持つ日本の環境全部ではないか?を問いかけました。
さて今回の執筆者の顔ぶれも業界を代表する人たちばかりで、
森みわ氏
小泉雅生氏
村田涼氏
澤地孝男氏
鈴木大隆氏
砂川雅彦氏
岩前篤氏
本間義規氏
田中英紀氏
松尾和也氏
伊志嶺敏子氏
福島明氏&Mr.モハマッド・タギー氏
遠野未来氏
畑中久美子氏
岩剛一氏
井口浩氏
です(目次順)。この中の一人に入れて頂いた事は光栄です。感謝!
建築技術2012年1月号は当事務所でも数部用意しますので、ご希望があればお譲りいたします。但し専門書なので深い内容です。