新潟ではLEDのデイライトが良いかも・・・

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2012.01.13緑字加筆修正

ディライトとは自動車で昼間点灯させるライトです。バイクではあたりまえの事ですが、自動車はカナダと北欧で義務化されてます。

昼間10時にヘッドライトを付ける運送トラック。この行為がデイライト。

11月、12月、1月、2月の新潟県の天候はお昼でも薄暗くこんな感じです。

雪が降ると視界が極端に悪くなり、特に路地から幹線道路等のカーブミラー越しで確認するところは最悪の視界です。夜なら却ってヘッドライトで車が来るのがよく分るのですが、昼間はライトONしていないので厳しいです。特に積雪時に白い車、雨の時に黒い車・・・中高年には見えにくいです。

私も中高年世代で目が悪く(老眼+乱視)になり、薄暗い時はとても怖い事があります。だから相手(自分)のために早めに車幅灯、ヘッドライトを付けるのですが、周りがまだ殆ど点灯していない時にONするのは躊躇します。また昼間つけるとライトの寿命が3倍くらい悪くなる(今は昼と夜の運転時間が2:1なので)のでやはり付けにくいです。一年に一度は私の車に気が使いないために、横から急に出てきて「ヒヤッ」とした事もあります。そんな事もあり事故予防のためデイライトを付けたいと考えました。

そこで郵便局の車が付けているあの青色の照明・・・LEDデイライトを付ける事にしました。しかし青色は実はあまり遠くからでは見えません。少し調べると最近は照度もあがり白色のデイライトでも意外と実用になることを知りました。よって青色でなく白色にします。

このように雪が舞う日でも意外と目立ちます。これなら常用していても実用的で消費電力がわずか6Wとナンバーを照らすライトの消費電力と変わりません。

さて、デイライトの制限ですが2004年頃に法制化なり、まずは電源が切れるものであれば細かい決まりのない「その他の灯火」に入り、2008年に「昼間点灯する灯火」として改正されたようです。

それによると、

・ライトは白色に限る
・夜は消灯する(自動)
・取付け位置(最外部)は普通車で外巾から40cm未満
・〃             灯火同士は60cm以上離す※

ですが・・・

購入したディーラーが本社に聞いたところ

・常用灯(消せないライト)なら色も、夜も、位置も関係ないらしい・・・

です。えっ なら赤色でも良いのかな?それはないと思いますが。

さて、どっちが正しいのか・・・。

でもディーラーを信じ、そこで車検を受けるのでディーラーに取付けてもらいます。

良く調べると・・・
まず前ライトは最大4つまで点灯(設置)に限られます。つまりヘッドライトとフォグライトです。それ以外はライトは「その他のライト」の基準を満たすことになります。その他のライトの基準では、まず300カンデラ/一個に制限され、このライトなら先の4つ以外に自由に付ける事ができます。色も場所も自由です。
ところがこの300カンデラが意外と暗いので、果たしてデイライトとしての機能があるか・・・。実は欧州では300カンデラでは実用性はないのでもっと明るい規定になります。そのため日本にその車を輸入すると、わざと光量を落として300カンデラの基準にする事で、色や位置の問題をクリヤーするそうです。
そこで300カンデラより明るいデイライトは、フォグライト基準で考えなければなりません。つまり、高さ250mm以上で外周幅から400mm、両ライト間は600mm以上です。それで上の※の基準となります。さらに、フォグライトを持つ車に明るいLEDデイライトを付けると、合計6個の前ライトが同時点灯することになるので、明るいデイライトのLEDはヘッドライト点灯時に自動的に消える事で必ず最大4個ライトを付けるように規正されなければなりません。

日本ではデイライトの必要性が薄いので(新潟等北陸地方はいると思う)、まだ暗いデイライトの基準となってますが、近く改正される気がします。それはいつも欧州の後追いで日本車の外観が決まる事が多く、ライト関連も外観に大きく影響しますから、実用性のあるデイライトが採用される事になると思います。

しかし数日間、激しい降雪時にこのLEDデイライトや、LED・HID等の低発熱系のライトは、ライトの発熱がないため(2重シールドも関係あり)雪に埋もれ、役に立たないことがわかりました。やっぱり昔ながらの電球ハロゲンライトで溶かすか、高級車に付いているヘッドライトワイパー等の装置がないと意味がありません。さて・・・どうするか?悪天候時はハロゲンライトのフォグを点灯し同時にリレー回路を組み、ヘッドライト・フォグライトが付くと自動OFFにする回路にします。多分これで解決でしょう。(2012.0113加筆)

2011年の新車から欧州(中欧)ではデイライトの設置が義務化されたようです。そういえば最近の欧州車は確かにLEDデイライトがデザインされています。日本のメーカーでも欧州に輸出する車種にはデイライトが装備されているのでしょう。

と言うことは、近々日本でも義務化されるか・・・

「いいえ」 されないでしょう。

中欧の冬は、新潟県と同じく薄暗いのです。
パリに住んでいた義姉によると・・・ 

「16時くらいにはもう暗いし、日中でもどんよりしているよ。冬は家の中に籠もるという感じかな。」

地域の日射量(晴れの日の時間)。10月から1月まで殆ど同じ。2月は新潟の方が暗い。東京とは正反対のイメージ。

これはまさしく新潟県の冬と同じ・・・。そういえば最近造った資料も新潟の日射とベルリンの日射は全く同じだったです。中欧では冬の視界が悪いのでデイライトが安全に一役買うのだなと思いました。と言うことは日本の首都 東京の冬はピーカンなので視界は良好、デイライト必要なし  です。でも新潟はあった方が良いかも・・・。

そこで宣言です。多分数年後には新潟県には・・・LEDデイライトの一般化でしょう!


暗いところで付けていると、少し眩しい

当初はデイライトの代わりにフォグライトを点灯しようかなと思いましたが、ネットで調べると結構迷惑を掛けているようでこんな意見がありました。

「最近やたらフォグライトを付けている人がいるけれど、夜に雨で路面が光っている時に付けられると、対抗車は路面でフォグ光が反射して大変こまる。本来フォグは霧や雪の時だけに使う物。本来の使い方を間違えている。」

とあり、私も以前フォグをポジション代わりにつかっておりました。少し反省。確かに雨の日に付けても別に見え方が良くなるわけではありませんでしたしね。新潟県でもフォグが必要な天候は数日くらいです。

如何ですか?LEDデイライト・・・ちょっと安全性が上がります。

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コメント

  1. 本当のデイライト より:

    私は、比較的気候に恵まれた三重県に住んでいます。しかし、かなり以前からデイライトを心掛けている推進派の一人です。以前はヘッドライトをフル点灯させていましたが、現在は専用機能が備わったドイツ車に乗っていますのでとても重宝しています。しかしながら、残念なのは、日本にはその概念があまり浸透されておらず、意味不明のデイライト(明るさや色とりどり)があまりにも多すぎます。それを受け、国土交通省に正式なデイライトの概念(欧米諸国と同等の扱いに関する規制緩和)を定めるよう幾度と要望書を提出し続けています。相手に対して見え易くする為にもデイライトは安全性に貢献します。クルマは、常に晴れた見え易い対面道路ですれ違うばかりではありませんからね。おっしゃる通り、脇道から相手が見るカーブミラーの視界が一躍をかうと思います。実際にデイライトを実践していると、横から飛び出てくるクルマは減りました。