超高断熱の片貝の家の見学会が楽しみです。

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地中熱を最大限使う地下水融雪の力は絶大。簡単に道路、駐車スペースを確保できる。雪国で大地からの大きな贈り物。

昨日の片貝の家です。
超高断熱Q値1.2で耐雪2mで耐震等級2をいずれも国に認定された性能表示された家です。
自社だけの判断で等級2とかQ値が1.0と宣伝する家とは確からしさが全く違います。特にQ値は少しの間違いで大きな誤差を生みます。是非第三者機関で精査された国認定の証明が大事です。

さて大雪のため見学会の駐車場の心配しましたが、建て主さんの融雪ポンプの仮設配慮と建設会社さんの「人力」によって見事に4台以上は駐車可能です。これで安心して見学者さんを
お招きできます。皆様に感謝いたします。

片貝町は小千谷市の北にある町で、雪は大変多いところです。
行く道には2mをゆうに超える雪壁があり、ところにより4mを超える壁になっております。

多雪地域での設計はまず最初に「雪」と「耐震」のことです。オーブルでは雪のほとんどない海岸部新潟市から3m近く降る小千谷市まで巾広くカバーし、すべて耐震等級2以上の家を提供します。

軒の出が800mm、基礎が高いので完全に埋もれた感はない片貝の家

そんな積雪も考え、それで耐震等級2を取得した片貝の家。
しかも建物平面がまっすぐでないため(30度軸が振れている)、構造計算は基準をかえ3回も行って確認したという大変手間のかかるプランです。これも景観重視のため・・・。

内部は積雪2mを支える太い梁がそのままインテリアとなるいつもの「緑の家」ですが、その天井はシナベニアの無塗装です(建て主さんのご希望)。

スパン5.5mの梁は2mの積雪で2cm中央が撓む計算で選定。通常は4cmで行う設計が多い中安全設計重視。

この天井はいつもの雰囲気と違い上品な仕上がりです。
梁は2mの積雪で2cmのたわみ(一部3cm)で設定。さて、普通の設計者は梁のたわみをわからないで設計している人がほとんどでしょう。是非あなたの設計者に聞いてみてください。「梁のたわみはどのくらいで設計してますか?」と・・・

さらに見所は1階の壁は建て主さんセルフビルドの「塗り壁」です。

いつもの完全天然無添加「西洋漆喰」ではなく、
県内の阿賀市にある小田製陶所さんの「越の壁」で、簡単、仕上げが安定、道具も貸し出しOKという商品をチョイスしました(建て主さんが探して手配まですべてを行った)。

不思議なことは塗ったばかりはオレンジピンク色なのですが、乾くと白くなるということです。これは基材として不要になったオレンジ色の土管を砕いて使っているためで、リサイクル品で「もったいない精神の製品」です。その土管は田んぼの水はけをよくするために設置される暗渠用のもです。

この塗っている作業を動画で録りましたので、後日ユーチューブにアップロードします。すごく簡単そうに塗っている方は、今回初めて鏝を握った建て主さんです。でもすでにプロ並みの動きと仕上がりです。 職人さんとほとんど変わりない仕上がりを見に来て頂けるとありがたいです。詳しい見学会のご案内詳細は明日HPにアップします。

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