規則正しく並んだ正面の窓。彫りの深い窓デザイン・・・大変お気に入り。
20日・21日と見学会が行われる「西裏館の家」の紹介も4回目になりました。今回は細かい配慮部分です。
雨上がりの簾掛けです・・・。
このように上部の庇に守られ、仮に濡れても外壁側に雨水が伝わらないように考えたデザインです。細かいですが大事な納まりです。
先回ご紹介したドレンの気密部材・・・。取り付けが間違っておりましたので訂正します。
まずこの部材はエアコン室内機から1m以上下に取付けるようにマニュアルに記載がありますが、この位置では30cmくらいですので、修繕となります。また曲がっているのもNGなので同時に直します。以前の写真で間違った方法をご紹介する訳にはいきませんので、ここで訂正とお詫びいたします。申し訳ありません。
上の内部状態
直す前ですがもう一つご紹介します。ドレンと同じように気密の問題となる排気管の先端のカバーを開けたところです。
蓋が閉じている状態
普段は重力で閉じており、室内が負圧(通常の換気状態)では蓋が密着し気密を維持するような構造です。ですので、気密測定(減圧)時には効果を発揮します。
SSプランの家のメインの設備置き場は必ず屋根付き。これは機器効率を上げる配慮。赤丸が排気口の位置。
今回はエコジョーズ(ガス潜熱型熱交換給湯器)で、その上にエアコンの室外機、その裏側に風呂の換気扇(局所排気型)が取付けられており、排気熱を回収します。これは最近多く設置していますが、何しろこのように見た目がいまいちなので設置できる家にしか提案できないのが残念です。エコジョーズとエコキュートでは、一次エネルギーから見るとほぼ同じくらいの消費量です。これについては過去ブログでご紹介しております。特に数年以上前のエコキュートではシステムCOPが低くなりエコジョーズより一次エネルギー消費量が多くなると思います。
エアコン裏にある風呂排気口。冬期は潜熱まで回収する。