弁天橋の家。太陽がどのように入るかは模型で確認が一番
パソコンによる3Dが全盛なのに当事務所は模型に拘ります。
事務所スタッフNによる模型は最近益々早く正確になっております。説明も要点だけで直ぐに基本設計を理解してくれて力強ですね。
とにかく窓上「庇」が目につきます。最近の家には無い庇をオーブルデザインは標準装備。緑の家は「庇の家」といっても良いでしょうね。
こちらは「すみれ野の家」太陽光発電パネルの雪を落雪させるため、下屋を半分に寄せた。
五月町の家と同じく片側に柱のない浮いた屋根。こちらは東側で開口部がとても大きい。
下は弁天橋の家・・・
玄関、居間だけ分離の2世帯住宅です。
こちらも相当大きな窓を設置しているのですが、バルコニーの手すり壁で隠れるような計画です。玄関が季節風の少ない東に計画する事で、とにかく南の車庫スペースと南の窓を大きくするように心がけました。バルコニー下は「緑の家」の特徴である高基礎を生かした自転車置き場です。
弁天橋の家。周囲に囲まれた家に明るい居間をどのように確保するかがポイント。人と車があると空間の把握ができる。
屋根を外し真上から見た写真。日の入り方をチェック。キッチンまで光が届くかな?を確かめているところ。内部も作ります。
次が桜並木の家。
家の前の土手沿いにある桜並木を眺めるために、相当大きい開口部を計画。あまりにも大胆です。
写真を取り忘れたたため携帯電話の写真データから・・・「桜並木の家」の外観。こちらも大変大きい南側の開口部とデッキ。ここから桜を見たら最高でしょう。
さて、お気づきですか?
3件とも外観・・・相当共通点があります。
実は屋根がほぼ同じ形状なのですね。どうしても将来太陽光発電パネルや太陽熱温水器を載せやすいように南又は東の屋根が大きく掛けてあります。
そして性能はQ値(断熱性)が0.99W/m2Kと超高性能で、且つ家はコンパクト・・・。まさしく「緑の家」のコンセプト通りです。特に桜並木の家の建て主さんは、
「家をコンパクトにするのは、予算のためより将来家の家族構成が変わったときに(子供が巣立った時)、無駄に大きいと掃除やメンテナンスが大変だから、その時の事を考えて家はコンパクト、敷地は大きくと考えた」
私も心からそう思います。それが「緑の家」のコンセプトです。勿論、お手伝いさんを考えている方は大きな家の方(笑)が良いと思います。