関川村の話はまだまだあります。それだけインパクトが強かったのですね。
今回は関川村役場隣の「斉藤医院」です。
90年近くも当時のままの状態で開業していた医院です。
事務所のある三条市でも古い当時のまま医院はありますが、さすがに100年前の建物がほぼ現存している事はありません。すごいですね。この斉藤医院の子孫はやはりお医者で、世界で活躍しているそうです。
オイルペイントが如何にも洋風・・・ベベルサイディングとその納まり参考になるね。これが100年前の建物。
おおーこれは・・・「緑の家」の定番の
ベベルサイディングと・・・取り替え可能のような窓です。
たぶん当時は木製サッシで、外壁を外すことなくアルミサッシに取り替えたのでしょうか?
手稲に作られた建物はやはりいいですね。
なぜなら2階の窓は、当時の木製窓のままです。
2階の窓はこのように・・・
懐かしいーーーーガラスの窓です。平らなガラスでも歪みがあります。
内部もいい雰囲気です。
洋館の基本は(コストのかけた家は)・・・
このように天井が3mくらいあることが基本です。
天井が低いとこの感じはでません。
緑の家でも、洋風の時は天井高に注意を払います。
診療室です。独特の雰囲気です。
斉藤医院は今で言う「産婦人科」と「内科・小児科」を併せ持った医院でしょう。壁に飾ってある学は「赤ちゃん」のうんちの見本です。
様々な「うんち」があり、当時うんちは、今の血液検査と同じように、赤ちゃんの状況をしる貴重な情報だったのですね。
手術室もあります。内容は全く違うのですが、この古さがある映画の一場面(海と毒薬)を思い出します。
オイルペイントが塗られた天井。よく見ると和室の天井と同じものにペンキを塗っただけ。
2階は入院する部屋です。4部屋あったかな?
この電源版・・・。綺麗に並んでます。
外にでると真正面は有名な渡辺邸の庭が見えます。きっと渡辺邸の主治医だったのかな?
前のブログでも言いましたが、私は廃墟ファンで、このような渡辺邸も廃墟と同じで大好きです。当時の人がそこにいるような「記憶」が建物に刻まれており、瞬間タイムスリップできるからです。