24年後の海沿いの樹脂サッシの熱画像です。
海の真ん前なので劣化は多分早いと思いますが、気密パッキン材の劣化は酸素劣化なのでどの地域でも変わりないと思います。
24年前はこのペアガラスの樹脂サッシでも高価だった。時代は変わるもの・・・だから窓だけが交換できると嬉しい。
外気温-1度 遮るものは全く無し風速7m以上の風上側窓 天候曇り時々雪の非常に厳しい環境での測定で風とガラスに貼り付いた雪によりサッシ面の表面熱伝達率があがり熱が逃げやすくなっている状況です。
窓ガラス下部に雪が貼り付いている状況の大変過酷なとき。風は7m/s以上・・・
入り隅の部分が熱橋となり青黒くなるのはわかりますが、所々ムラに発生している青い所の部分から隙間風が入って来る部分と一致します。ただし風のない時と比べればよくわかるはずなので次回撮影します。
7年前に丁番調整で少しは改善されたのですが、その丁番も固定する金物がフレームの中にありそれがスチール製なので錆びてもう調整ができなくなっているようです。
24年で完成時高気密高断熱だった家が窓から気密性が破壊される・・・。パッキンは交換できても丁番固定のフレームがダメになれば意味が無く、窓ごと全て取っ替えになります。仮に丁番押さえが大丈夫でも当時のこの樹脂サッシ性能(空気層12mmのペアガラスでU値が2.2くらい)では取り取り替えてしまった方が気持ち良いでしょう。何せ空気層が破れてガラス内結露をいつおこしてもおかしくないくらいです。そう考えればパッキン交換よりも最新の樹脂サッシを入れた方が気持ち良いです。サッシは消耗品・・・交換できるようにSSプラン標準のの納まりが必要と強く感じます。劣化は20年後に間違いなく起こります。仕方のないことですが、その時に慌てないようにしたいと考えております。
今拙宅では海沿いの窓際が寒いので窓を交換しろと家族の大合奏ですが、外壁を木にはり換えてからがまだ10年も経っておりませんし、ウッドバルコニーも5年も経っておりませんから Orz 躊躇しております。
窓廻りに大きめの木枠を付け外壁を貼らないl事で外壁を壊すことなく取り替え可能。
そこで・・・
木の外壁限定※で簡易取り替え枠を取付けるオプションを設けました。このアイディアは3年前の「五月町の家」で既に採用されておりましたが、需要がそんなにないだろうと当時はこの家だけの納まりとしておりましたが、自身の家や最近建て主さんがこの重要性に気づいてこのご要望が増えて来ました。小さな窓は1万/箇所~、大きな窓は3万/箇所程度でご提案します。これはSSプラン標準の1/3の価格ですが、SSプラン標準と大きく違うのは内枠は固定されており、サッシ交換時この内枠(木枠)を取り替える可能性があります。
※・・・木の素材は20年後でも必ずある素材。色も数年で新品と古い物が同化するため。
コメント
poruko様
ウレタンフォームは気をつけないと膨張力で割れる可能性があるかもしれません。
サッシ枠が曲がる位の力がある見たいです。
入れるとしたら発泡済みのスポンジかと考えています。
中空形状より若干大きくカットして、グイグイ押しこむ感じ。
けっこう大変ですよね。。
ゆっくん様
断熱材を中空部に入れる案面白そうです。少し勇気がいりますが内側の樹脂部分に少し穴を開けそこから発泡するウレタンフォームを注入などと考えてしまいました。
我が家ではガラス面の断熱性能を上げるため透明な中空ポリカを内側から貼り付けているためガラス面と枠の温度差が
大きくなり、より窓枠の結露が目立つのかもしれません。
poruko様
缶ビール冷やしいいですね~(笑)
DIYの案、ありがとうございます。
断熱テープは考えたのですが、見栄えが気になっていました。
更にひのき材をかぶせてカバーですね。
すばらしい。
DIYでは以前から気になっている案があります。
ガラス周りのサッシについて、一度分解して樹脂部の中空に断熱材を入れたらどうでしょうか?
熱割れ等のガラスへの悪影響は?
中空部だけではそんなに効果が無い?
あまり長い部分には入れづらい。
等でなかなか実施までには至っていないのですが。。
当事務所の窓は普通のアルミサッシ(汗)ですがガラスも含め結露は殆どしません。これは湿度が30%を切っているからで、このくらいの湿度になるとアルミで真冬日でも枠の結露は殆どなしです。・・・大きい声でいえませんが慣れると快適です。
我が家も樹脂/アルミサッシのエピソードです。やはり窓面より枠、特にレールに結露します。やはり内窓を設置する場合は内窓の気密を高くしないと外の窓に結露してしまうと思います。
外窓の断熱と気密が劣化したら内窓を気密、断熱とも外窓を超える高性能な物に変えれば外窓には結露しないと思います。(外窓と内窓の空間に缶ビールも冷やせるかも)
しかし今はそこまでやる予算もないのでDIY的な解決法を
①小型扇風機で窓枠の結露のひどい部分、特に下の方に空気を当てると窓枠が室温で温まり少なくても空気のあたっている部分は結露しない。
②結露がひどく、家の木材部分をカビさせてしまうサッシ部分に市販の断熱テープをはりその上に工作用のヒノキ材をかぶせる。(写真をお見せできないのが残念)しかしレール部分には結露あり
①と②で毎朝の窓の結露拭きから解放されました。
とうちゃんさん
>新潟では、太陽光パネルと風力発電の組み合わせが
私もそう思ったのですが、風力発電の関係者に伺うと、「冬は風が強過ぎて設置はむいていると言えない」
と15年くらい前いわれた事を思い出しました。今ではきっと器機も良くなっておっしゃるとおり冬は風から発電、冬以外は太陽光で平準化が良さそうですね。・・・で一体誰がその二つ同時に資本を・・・汗。
>東京は夏にもそれなりに風も吹いてますし。
そうなんです。関東の研究者や建築士さんが良く通風と言いますが、関東は冬にも夏にも風がある程度期待できる地域なのです。それ以外関西や内地(長野、群馬、埼玉、岐阜・・・etcは夏に風は期待できないです・・・がしかし内地は内地気候で明け方気温が下がるので、湿度が下がります。ですので明け方の窓開けは夏に良く行われます。つまり・・・地域性が非常に大きい・・・それが日本なのでしょうね。
新潟では、太陽光パネルと風力発電の組み合わせが良さそうな感じですねぇ~。 東京は夏にもそれなりに風も吹いてますし。この図に、関西も重ねてほしいですm(__)m
浅間さま
ありがとうございます。
やっぱり気密性ですよね。
複層ガラスの空気層はきちんと密封されているから結露しない。
でも、内窓増設では外窓との間の空気層の気密性にはとてもそこまでの気密性は得られないと思いますし。。。
樹脂サッシ交換が一番いいんでしょうけど、費用が高そうですし。
悩ましいです。
とうちゃんさん
本文に以前の講習会用で作った新潟の環境特性を追加で載せました。
ゆっくんさま
コメントありがとうございます。
>増設で既存サッシ面の結露も下がるものでしょうか?
増設したサッシの気密性能によります。気密性能が不充分の場合は特に風下側にある既存サッシに結露はおきますし、酷くなることもあります。
>何か良い方法無いでしょうか?
1・カーテンを「全部」閉めないこと。カーテンで遮蔽されると暖かさがサッシ枠に伝わらず露点温度まで温度が下がりやすいくなります。またはロールスクリーンのように空気を仕切らないものに・・・。
2・換気量を増やす事。換気が増えれば結露は激減します。もしかして換気扇が目詰まりしているかも・・・。
3・風上側サッシに直接風が当たらないように(表面熱伝達率を下げる)木、雨戸等を設置。それでは海がみえないか・・・。
4・いっそ最新の樹脂サッシに丸ごと交換。
申し訳ありませんが当たり前のだけしかアドバイスできません。
>富山の沿岸(海が見える)在住です。
いいですね。うらやましい・・・です。
書き忘れました。
暖房はエアコンのみ。
第一種換気。
建てた時は一応高気密高断熱です。
エアコン2台でそこそこ温かいので、まあまあの性能だとは思っています。
富山の沿岸(海が見える)在住です。
風は強いですね。。
ところで築12年、窓は樹脂/アルミサッシのエピソード使用です。
ガラスはLow-Eですが、カーテン等で仕切られている場所で結露します。
特にガラスではなくサッシ面の結露がひどいです。
リフォーム用の樹脂内窓(単板ガラス、または複層ガラス)を更に付けるか悩んでいますが、増設で既存サッシ面の結露も下がるものでしょうか?
たぶん増設したサッシは結露しないと思うのですが、既存部分の結露も減らしたいです。
何か良い方法無いでしょうか?
風速10m/sがそんなにも!想像を絶します。ですが、気候のよい季節の、日本海に沈む夕日は絶景です。
とうちゃんさん
この気密の悪さが大変なのは、この地(新潟県の海岸部)の特性であり、過去データによると冬期には風速10m/sの日が月の1/3も占めるからです。10m/sある風上の窓は高気密住宅(C値1.0未満)だったのに今は隙間を感じます。
温暖な地では目くじらをたてるほどではないかもしれません。日本海沿岸地は・・・涙・・・です。
新築の時はぴかぴかですから、建て主さんは、20年後の事まではなかなか想像がつかないですよね。24年でそこまで落ちますか…. 断熱には窓は最重要ですから、交換出来る納まりは素晴らしいです。 シャノンさんからはリフォーム用樹脂サッシも出ているようですが、すべての窓に適用と言う訳にはいかなそうですものね。