24年経った樹脂サッシ 気密劣化 その2

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24年経った樹脂サッシ 気密劣化 その1からの続きです。

その前にまずこちらは床を写した写真です。
足が下の方に写っています。ここに熱画像を載せると・・・

なにも無い床に足跡が映ります。これは5秒ほど前にその場所に10秒間静止していたときの足跡です。

更に動いて熱画像を撮ると、


足跡がくっきり・・・

こんな感じで痕跡が残ります。

それを熱画像を外すと・・・

拙宅では真冬でも裸足(靴下含)で暮らしているので・・・

なにもありません。しかし確かに熱の痕跡は残っているのです。
これって少し怖い事ですね。

さて本題です。

この上の窓を風の強いときと弱いときにそれぞれ熱画像を撮影します。


隙間風の道に沿って温度が下がっている。

以前ご紹介した画像でサッシの開き部分下枠にだけムラがあります。しかし、

風が比較的弱い(風速5m程度)日に撮影

風が弱いときに撮影すると綺麗な温度ムラになります。上下写真の温度スケールは同一ではないので、直接の温度比較はできません。あくまでムラになっているかどうかがポイントです。左側ははめ殺しガラスですから隙間は出来ませんので、風が強くても弱くても同じ均一です。よって開き部分の丁番部分や下枠に隙間が発生し冷風が入っていることがわかります。丁番調整はもう限界でこれ以上隙間の改善は望めないと思います。

25年後確実に高気密の家の気密性能は落ちます・・・それも開け閉めの多い開口部から顕著に・・・。ですから取りかえしやすい窓計画が、またその認識が重要なのです。

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