新潟市の秋葉区車場に建築中の「車場の家」・・・。
昨日配筋検査に伺ってきました。
「緑の家」らしい基礎の立ち上がり高さと細かいスラブの配筋ピッチ。何時もの光景です。
人通口をしっかりとってもまだ基礎背が450も残る・・・。
建築される「宮崎建築」さんと別々に検査を行います。
私共は「工事監理」として設計図書(図面)と現場が同じかどうか見ることです。宮崎さんはそれと共に新潟市さんに提出する施工報告書のために、鉄筋ピッチスケールを入れた証拠写真の撮影です。
ここで不思議な疑問が湧きました。新潟市さんには基礎の設計図を提出していないのに、何をチェックするのだろうかと・・・。設計図が無ければその現場の行った施工が、設計図どおりかわからないはずなのに・・・。
今巷では多くの住宅が新潟市へ確認申請を出すことはなく、「にいがた住宅センター」に瑕疵担保申請と共に提出しておりますから、にいがた住宅センターさんは基礎配筋が終了すると現場に来て図面に基づいて確認をします。これはよく理解できますが、新潟市さんは写真で何を確認するのでしょう。
うーーん。多分・・・法律上では一般の木造建築は鉄筋コンクリートの基礎に緊結しなければならないので、この鉄筋が入っているかどうかの写真チェックなのでしょうか・・・。するとピッチがわかるスケール入りの写真などいらないはずなのに・・・。
基礎の配筋は、
①施工者が確認、②工事監理者(オーブル)が確認、③にいいがた住宅センターさんが確認、④新潟市さんが後日写真で確認・・・
と4度も行われる丁寧さ?過剰な検査?建て主さんからみたらどうなんでしょうか?それぞれコストが掛かっていることは言うまでもありませんが。
さて、
「緑の家」基礎は背が高いので立ち上がりに抜く配管も位置決めが簡単です。このとおり・・・。
コーナー部分にハンチを入れ、長さ700mmあるM16アンカーボルトのフックを確実に基礎に内包出来るようにします。最近は短くてフックも小さいM16ボルトがあるのでここまでする必要がなくなりました。