最近、湿気や黴びのことを多く書きますが、日本(北海道を除く)ではこの二つを忘れて家の事、日常生活を語る事はできません(当たり前ですね)。実は暑さもこの湿気で判断出来るのでは無いかと思っております。その湿気を日常でわかり易く表現出来るのが「露点」です。
私は・・・
外気の露点温度のほうにとても関心があります。
天気予報等では湿度○×%がわかり易いとの考えですが、湿度とは相対湿度のことになりこれは同じ湿気でも気温によって数値が変わるので大変わかり難い表示です。一方露点温度は気温によって変わるのものではないので、結露の事なのでわかり易くしかも表示が摂氏温度なので感覚的にも想像しやすい数値です。
さてその露点の推移を見ると夏の空気には変換点がある事がわかります。上の図ではそれが7月13日であったようです。13日以前は最高気温が30度を超えていても露点温度は20度より下で、時間によって15度以下にもなります。これは丁度エアコンの弱冷房で作り出される空気と同じですからカラッと暑いのが当然です。
所が14日からは露点温度はどの時間であっても20度を超え、時には25度にもなります。これでは28度出会ったとしてもじめっと暑いあの日本の夏の環境です。
今年の北陸地方の梅雨明けは7月24日ごろですがこの露点で行くと14日には真夏に入ったと言える。
それを図で表すと・・・
上の水色の部分が露点温度で上下しており、14日以降が上下は殆どなく22度に貼り付いたように一定です。22度の露点温度とは22度で湿度100%・・・しっとりです。黄色いゾーンは深夜から明け方に露点温度が上がった所で、日射もないのに空気中の熱が増えた部分です。
さてでは最近の露点温度は・・・
7月31日分ですが・・・なんと明け方でも25度から26度が露点温度・・・。
これでは寝ることも出来ません。
又露点温度意識すればエアコンによる空調を止めるのはこの露点温度が15度以下くらいになった時と思うとわかり易いです。
ということで・・・
暑さを知るには気温や湿度なく・・・
「露点温度」
がわかり易いと以前から申し上げております。
露点温度を意識すれば冬の乾燥空気も知ることになり一石二鳥です。