ダイキンさんがほぼ再熱除湿機能を復活。

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写真、図ともにこの記事内は全てダイキンさんのHPから

数年前に再熱除湿をやめたダイキンさんが結局・・・再熱除湿方式(但し多段階電子膨張弁による方式のため従来のJRAが定める再熱除湿方式ではないのでほぼとした)に戻った。

昨年度の機種までは再熱除湿ではなく、「新ハイブリッド式の除湿」との名称で普通の弱冷房(結露方式)に空気を混ぜて温度降下を抑えた除湿方式を搭載してきたが、温度を上げる機能を同時に行わない限りどうやっても部屋の温度が下がることになる(屋外気温に左右)。これでは連続除湿は難しい。一方時代は夏の低湿度環境が支持されているので、除湿を優先すると部屋の温度が下がり不評になる。そこで弱冷房と温度を上げる部分が一体となった再熱除湿に戻らざるを得なかったと思われる。しかしエアコンの最大手、ダイキンさんの意地で日立さんが特許を独占する普通の再熱除湿ではなく、可変する電磁弁をつけてメーカー曰く「進化した除湿」として今年度から販売していると理解している。

大きな仕組みは再熱除湿に変わりないのだが、JRAさんの規定する再熱除湿には該当しないので、リニアハイブリッド式との名称で搭載されるが、室内機に可変の膨張弁があり、室内機内で同時に加熱と除熱が行われることに間違いないのだから、再熱除湿の進化型といえ、消費者が混乱しないように再熱除湿との名称がほしい。

搭載される機種はトップ2機種だけでその他は弱冷房タイプの除湿だが、名称がハイブリッド式となっており名称が再熱除湿のリニアハイブリッド式とほぼ変わらないところに注意が必要である。一応ダイキンさんに伺って記事を書いたが、もし間違っていたらならご指摘をお願いしたい。

また取説を見ると除湿運転時には湿度のみ変更ができ、温度を上げるに変更すると弱冷房除湿になるとかいてあるが、ここがどのように感じるのかが理解できない。日立さんの場合は、温度を上げるとリアルに吹き出し温度もあがるがどうなのだろうか。実は温度が上がらず除湿量を少なくするだけなのだろうか。それだったら進化しているとは言えないが・・・。

これで再熱除湿をやめた大手メーカーが再び再熱除湿を纏ってきた。さて他の大手である、パナソニックさんと東芝はあいかわらず快適除湿である再熱除湿は無いが、一部再熱除湿機種を持つ三菱さんらを含め今後の動向は如何になるのか?

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