エアコンの霜 

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2018年緑字加筆 

下ぶくれのような感じで霜が厚く付く。その厚さ5cm以上。

これは何でしょう・・・。

事務所建物に設置してあるエアコンの室外機に付いた異常な霜です。

こんな霜の付き方を見たことがないので、

早速東芝さんに連絡してSEに来てもらいました。

SEさんは

エラー表示が無く厳寒期だったことと設置場所とその方法が適切ではないので霜が付くのでは・・・と言っており、私の「冷媒の過不足が原因では?」

に対し

「温風がでていればその可能性は低い」

とのような言い方で何もしないでお帰りになりました。

そこで私がお湯を掛け一度霜をとり数日間放置すると又同じ現象です。

しかも消費電力500W固定で且つ温風もほぼでない・・・これは絶対におかしいと感じ、

自身で室外機の蓋を外して中を見ると・・・

これは霜取り運転を全く行っていないときの霜の付き方です。

そこでもう一度東芝さんに連絡すると再び同じSEさんが見えられ、

蓋の外してある内部を見せて話すと・・・

ようやく冷媒の運転中の圧力チェックして、

なんとなく冷媒圧が低い事に気づき

200gのRA410を挿入(R32ではない)。

すると何もなかったかのように霜が付かなくなり温風も出てきます。これで霜の原因は冷媒量の不足の可能性が濃厚になりました。

しかしこの時は冷媒を入れ直す準備をしてこなかったので再び出直すことでお帰りになりました。一度室外機にいれた冷媒の量が規定値であるどうかのチェックは現地で出来ないそうで、一度全部抜いてから規定量の冷媒を入れる事になるそうです。

数日後一度抜いて再び規定量を入れると、

規定量が2.2kgで抜いた量が1.6kg・・・先回0.2kgを入れた訳だから、元々霜が付いた時の冷媒量を推測すると、規定量の2/3だったらしい事がわかりました。

逆を言えば規定量の2/3くらいに減ると、今のエアコンは正常に作動しないようです。

そして今朝のような氷点下3度くらいでも霜は付かず温風もしっかりでております。

規定量時の霜の付き方。
このように全体にうっすら着く。

もし霜が異常につくようであれば、冷媒不足可能性があります。

その原因は設置時配管接合不充分で抜けてしまったか、エアーパージで真空抜きをしなかったか、またまた移設時に回収が上手に出来ず抜けてしまったかの可能性があります。
2017年12月に原因は東芝製エアコンの不具合であり、このエアコンに限らず2/3の確率で内部熱交換器から冷媒がわずかに漏れこの現象になる事がわかった。

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