行政関連の講習会はネット配信で

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家の設計を高性能で自然・木の素材。三条 長岡見附 柏崎 新発田 新潟で高断熱 

前先生のパワポは大きく単純、これがわかりやすさ。

先週東京へ講習会に行って来ました。その時に強く思ったのが・・・

「行政の講習会はネット配信してほしい!」

ということです。

ネット配信なら全国誰でも見ることは可能です。しかも間近のスクリーン映像も見られます。

今回の会場も200人程度入っていたせいか、長細い部屋で、一番後ろの人はスクリーンに写し出された文字をを裸眼で判断する事は難しい事が多かったでしょう。それなのに同じ12000円の講習料を払っています。

ネットが一般的でない10年前ならこのように会場に来て頂いた人のみの情報配信で良いでしょうが、今はネットで映像配信なんてお手のもの。どうしてネット配信に切り替えないのかが理由がわかりません。ネットが苦手な人のためだけに、その配信場所に人を入れて公開放送する方向で良いと思います。

情報は平等に送ることができるネット配信が一番よいと思うのに、しない理由を挙げるとすると、

・既得権益を守りたい

・東京に来させたい

・天下り先の資金確保(ネットのほうが安くなると思う)

等、マイナスイメージしかありません。

無論ネット視聴は有料です。そうでなければ受益者負担になりませんからそれは必要です。

さて冒頭の写真ですが、住宅設備の章で前先生の説明がありました。その時にパワポで

「事業主判断基準の時の省エネ機器判断と25年基準では、同じAという手元止水機器でも違うので気をつけてほしい」

との事です(こういったことを説明する時、映像が伝わり易い)。

・・・先生曰く「膨大な実測をして・・・、膨大な、」と10回以上は連呼しておりました。相当大変だったのでしょう。だだ、幾ら膨大な実測といってもその条件が間違っていたら・・・(何か関東圏中心のデータのような気が・・・)無論その点は大丈夫だと思いますが、国の基準ですから多くのデータ収集は必要でしょう。だからこそお気持ちはわかりますが凄くこの「膨大」という言葉が何かの「隠語」?(笑)のような感じがして気になりました。

A≠A1ではないという説明。確かにマニュアルをさらっと読んでもわかり難い。

それと気になるエアコンの特性のページ・・・

P768のところ。なんとのこのマニュアル書は1050ページで製本ギリギリだそうだ。

当ブログでもよく取り上げられているエアコンの「部分負荷率に対する効率曲線」です。この解説ページでは、プログラムを作るにあたり、大事な条件の仮定が2つ重なっている事が明記されております。この仮定はいずれもまだよくわかっていないから仮定なので、この仮定を2つも組み合わせる事は少し問題ありかと思いますが、如何せん、そうしなければ今回の一次Eのプログラムはできなかった事になり、仕方がないと思います。

今回のこの25年省エネの算定プログラム等のすばらしさは、このように包み隠さずある程度オープンにしているところです。その分野の専門家から見れば、このエアコンとは違う効率曲線が存在するだろうし、その時代の評価方法(COP単独評価からAPF評価になった)によってもCOPの山のTOP場所を、定格負荷より中間負荷に低くしたように変わるはずです。ですので一概に同じ性格といいにくいはずですが、それでは今、評価できないので、「ズバッ」と割り切ったと感じられます。

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