冬期のエアコン暖房と屋根

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ご近所のある建物のエアコンの室外機である。新潟県は積雪地でありエアコンの室外機には屋根が必要といつも申し上げている。

松浜ヒルサイドのエアコン室外機。3台有りまとめて設置される。当然雪は載っていないし前方には落雪して溜まっている。

こちらは松浜ヒルサイドのエアコンの室外機。急勾配の屋根で雪は室外機にかからない。エアコンの室外機に雪がかかると、アルミの熱交換フィンに雪が張り付き、これを解氷するために除霜運転が頻繁に行われる。除霜運転は当然エネルギーを使い機種によっては室内の熱を除霜のために使うこともありエネルギー効率が悪くなる大きな要因となる。

メーカーの寒冷地用のエアコン設置は下の図のようにお薦めの防雪フードもありこれを推奨している。

日立のHPより

但しここにも記載があるとおり、これだけ室外機を囲ってしまうと冷暖房効率が若干低下するともあり、また10年後機種を変えたときに、あわなければこれらの高いフードも破棄するという少し勿体ない事になるので、「緑の家」では上の写真のように建築で屋根を設ける。当然、太平洋側の場合は特にこの配慮は重要ではないが、その分暖房能力に少し余裕が必要である。これは太平洋側でも年に一度は雪が降ることもあり、通常全く余裕のあるエアコン暖房が、気温低下と雪が室外機に載ってしまうことで最大暖房出力がカタログ値より落ちることになる。更に低温で室内温度維持にはいつもより大きな暖房出力を必要とするため、ギリギリの暖房能力でエアコンを選ぶと最も必要な時に能力不足となる。その点屋根があればそれがある程度改善される可能性がたかくなる。

その屋根はエアコン以外でも雨の時にも大きなメリットを生む。

松浜ヒルサイドの玄関屋根となる上部バルコニーは、ご要望により上部天井までの距離が離れているが、それでも1820mmも扉から出ているので風雨が強くなっても上の写真のように玄関戸までにはかからない。当然人にもかからないことになる。

高い位置に屋根があっても1820mmもあれば玄関扉までは容易に雨がかからない。

天井の位置が低い場合は更にかかりにくくなるので、屋根の出が1.2m以上とれない場合は下の通り天井位置は極端に低くしている。

金塚の家 2020年設計

このようなことで人を守り雨がかりに弱い木製断熱玄関戸を守る。

そんな大事な屋根の出を1.1mも出した松浜ヒルサイドでも風雨が強いと水滴は窓にふりつける。そのくらい雨がかかる想定で家造りをするのが無難となる。

2階の大きなガラス面にも雨が降りつける。

ところで・・・昨夜急に5年前の古い下のブログの閲覧数が上がった。多分何かがあったのかもしれない。

グーグル アナリティクスより

そのブログは下の内容であるが・・・

高断熱バイブル書の悪意のある使われ方・・・
断熱材を選ぶとき、こんな図を見たことがある人がいるはず・・・。 この図は平成14年(今から17年前)に発行された「...

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