北側道路の弁天橋通りの家。
北側道路の時は、1階南側に窓を取ることはむずかしい・・・
だから北側の窓の計画がとても重要です。
シンボルツリーが物理的に無理・・・。花壇で何とか緑を呼び込みたい。
市街の敷地で北側道路の家は割り切りが必要です。
つまり一階はメインとしての南日射をある程度あきらめることもあるということ。
市街地での一階への光は吹き抜けを設ける事で可能ですが、目の前に家があればなかなか吹き抜けであっても窓のカーテンをあける事ができません。そこで道側の北側に設けた方が開けることが出来るので明るい場合があり、それが弁天橋通りの家です。
この写真を見ると南側に広い貸し駐車場が有るのでそちら側に大きな窓を取りがちですが、それは法律上の採光面積では無窓になります。
住宅地では一階の窓は隣地境界線から外壁が2m以上離れていないと有効な窓になることはありません。市街地でのコンパクトな敷地の場合は、道路に面している窓が法律上有効な採光窓となります。この採光の法律チェックは行政では行いません。設計者のチェックのみ造る事になりますから、建て主さんは注意が必要です。つまり法律違反があっても確認申請は問題なくとおる・・・ということです。