再びFLIRを購入・・・悪意のある色温度の作り方

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dsc00173

左の機種が旧Iphoneのカバー取付け型サーモグラフィー。右の一番小さいのが最近のサーモグラフィー。

証拠にも無く2年ぶりにサーモグラフィーを購入しました。

実は前のサーモグラフィーが壊れてからそんなにその必要性を感じていない2年を過ごしたのですが、現在進行中の温熱環境測り隊には必須らしく購入しました。

dsc00174

無論ウン百万もする高級機ではなく一番安価な機種で、Iphoneに取付けて使うタイプです。

以前壊れた機種の後継機種で軽く小さくなっておりますね。

さて・・・

先ずはこの写真を・・・

img_3647

机の下が寒そうで劣悪な環境の事務所・・・?

この写真は今日の事務所の温度分布です。

県内トップレベルの超高断熱住宅を造っている事務所にしては酷いなーと言われそうですが、酷い環境温熱環境で作業しているからわかる事もあり・・・そんなものです。

所がこの写真の見せ方を変えると・・・

img_3647_2

上の画像をスケールを変えると・・・あら不思議!暖かい事務所だね・・・。

あれっ・・・床も暖かいしそんなに悪く無いじゃない・・・

と思いませんか?

これが見せ方のマジックで、この性格を利用してわざと印象を操作している大手メーカーのHPもあるくらいです。

並べるとわかりますが・・・

img_3647_3

矢印の所を見てください。

そうですね・・・。色表示の単位スケール・その切り取り部分を変えているのです。データは改ざんしていないのでインチキでも嘘でもありません。ここがずるいのですが・・・。

右の足元まで暖かく見えるようにする為に、最高表示温度をさげて、最低温度も下げるとこんな感じになります。一方左のように画像中の最高温度と最低温度に合わせてスケールをつくると、平均より低いところは青黒く見え、実際より寒い連想をさせてしまいます。ですがよく見てください。左の青黒い所でも温度は23度もありますよね。右も見ると黄色なので23度なのです。

こういったスケールを故意にふさわしくないスケールにして印象操作する事は、古典的な手法です。このような色印象操作で高断熱高気密で有名な大手ハウスメーカーさんのHPにある画像が「問題」とこのブログで申し上げました。この画像は「全館床暖房」の説明のタブの一番下の画像です。よく見ると・・・スケール操作では無くもっと酷いやり方で実は・・・明らかに同じ室温設定でない画像を並べてどうだ!と宣伝しているようですね。これは・・・大手のやることでは無いでしょう。残念ですが悪意を感じますし、このような小細工を当たり前のように行う企業体質だなと思ってしまいますね。

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