喜べないが、10年前の浅間の予言があたる・・・。

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完成された床下エアコン暖房の温度分布。全くといって良いほどムラのない床温度。27度と少し高めでお使いのようだ。
どんなに性能の高い窓ガラスより薄手のカーテン一枚の方が、放射が下がり快適さが高くなる事がここからもわかる。

今朝は築一年の「緑の家」メンテナンスに伺ってきました。

上の写真のとおり、ちょっと暑すぎるくらいの温度で、家族の間の床全面が27度。

このサーモ画像で見る限り完全な均一ではないでしょか。

黒い矢印の所のスリットの蓋が閉まっている。蓋が開いている白いスリットの方は勢いよく温風が吹き上げるのでカーテンの温度が上がっている。

圧力差で吹き上げる床下から温風・・・そのスリットが開いている右側開口部にはカーテンにも温風が当たるくらい風量があり温度が床面と同じくらいになっております。
一方スリットを蓋で塞いである左側開口部はやはり温度は僅かに低め。カーテン温度も窓からの温度に影響を受けて右より数度低くなっております。

左手の一番暖かいスポットは、床下への小開口がある、そこから漏れ出る温風で温度が高い。階段のスリット効果はご覧のとおり。

またリビング階段時の鉄則・・・戸の閉まる階段入り口のスリットが良く効いていて、コールドドラフトがあまり感じられないので、戸を開けている時が殆どとの事。

温湿度計の示す湿度も理想的・・・

1階の家族の間で23.3度RH(相対湿度)43%、2階のランドリールームで21.7℃のRH(相対湿度)51%です。水蒸気量も殆ど同じですが、洗濯物を干したばかりとのことで、少しランドリールームが多いかな・・・です。

一方居住部分以外では「緑の家」の唯一の弱点ともいえる基礎内断熱周囲が他の部分と比較すると流石に厳しい・・・。このような基礎からの若干の熱の流出は今のところいたしかたないとところです。僅かな熱流出より白あり予防とコスト・仕上げを優先している結果です。

玄関横が一番熱が逃げているが、ここは基礎が直交しており熱橋になっている部分。2℃高く約3度の温度。玄関戸下は白アリ防止のため断熱材が僅かに途切れる部分であるが、そこからも熱の移動が少々大きい。

さて・・・

では基礎断熱ではなく床断熱のの家(近くに共同住宅があったので)の場合はどうでしょうか。床の断熱の施工によって違いますが、

「緑の家」ではない床断熱熱の家の熱画像。
床断熱なのに基礎からも少々漏れ出している事がわかる。

床断熱の施工が悪ければ、床下の空間に熱は漏れ出てしまう事になります。

最後にようやく題名の事ですが・・・

伺いした延床面積30坪弱の「緑の家」の国認定Ua値は0.28w/m2Kと超高断熱ですが、それでも昨今の電気料金の値上がりで厳寒月1月の電気料金は・・・2万1千円(新潟県は日射が殆どない地域なので)。ソーラーパネルを上げればもう2千円くらい下がりますが新潟県では冬は太陽がなくなり大きな影響を及ぼしません。

24時間24度~25度維持でこのくらいかかりますから、一般的な規模の住宅で快適に家中暖めるには、Ua値0.3w/m2k以下の超高断熱でないと厳しい事といえます。今度またまた電気料金が値上げになるとの事で、
あの10年前に予言した↓とおりになっております。・・・予言者のようです。

https://arbre-d.sakura.ne.jp/blog/2007/04/06/post-0/

ブレブレ写真で謝。電気代が10年前より既に20%も上がっている。物価・所得上昇率を考えると、とんでもない値上がり率。

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