今朝は築一年の「緑の家」メンテナンスに伺ってきました。
上の写真のとおり、ちょっと暑すぎるくらいの温度で、家族の間の床全面が27度。
このサーモ画像で見る限り完全な均一ではないでしょか。
圧力差で吹き上げる床下から温風・・・そのスリットが開いている右側開口部にはカーテンにも温風が当たるくらい風量があり温度が床面と同じくらいになっております。
一方スリットを蓋で塞いである左側開口部はやはり温度は僅かに低め。カーテン温度も窓からの温度に影響を受けて右より数度低くなっております。
またリビング階段時の鉄則・・・戸の閉まる階段入り口のスリットが良く効いていて、コールドドラフトがあまり感じられないので、戸を開けている時が殆どとの事。
温湿度計の示す湿度も理想的・・・
1階の家族の間で23.3度RH(相対湿度)43%、2階のランドリールームで21.7℃のRH(相対湿度)51%です。水蒸気量も殆ど同じですが、洗濯物を干したばかりとのことで、少しランドリールームが多いかな・・・です。
一方居住部分以外では「緑の家」の唯一の弱点ともいえる基礎内断熱周囲が他の部分と比較すると流石に厳しい・・・。このような基礎からの若干の熱の流出は今のところいたしかたないとところです。僅かな熱流出より白あり予防とコスト・仕上げを優先している結果です。
さて・・・
では基礎断熱ではなく床断熱のの家(近くに共同住宅があったので)の場合はどうでしょうか。床の断熱の施工によって違いますが、
床断熱の施工が悪ければ、床下の空間に熱は漏れ出てしまう事になります。
最後にようやく題名の事ですが・・・
伺いした延床面積30坪弱の「緑の家」の国認定Ua値は0.28w/m2Kと超高断熱ですが、それでも昨今の電気料金の値上がりで厳寒月1月の電気料金は・・・2万1千円(新潟県は日射が殆どない地域なので)。ソーラーパネルを上げればもう2千円くらい下がりますが新潟県では冬は太陽がなくなり大きな影響を及ぼしません。
24時間24度~25度維持でこのくらいかかりますから、一般的な規模の住宅で快適に家中暖めるには、Ua値0.3w/m2k以下の超高断熱でないと厳しい事といえます。今度またまた電気料金が値上げになるとの事で、
あの10年前に予言した↓とおりになっております。・・・予言者のようです。
https://arbre-d.sakura.ne.jp/blog/2007/04/06/post-0/