ルノー エクスプレスが戻ったの?その3

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これは・・・

カングーの助手席に設置してある消火器です。

欧州では日本の発煙筒のように義務づけられている車載設備です。この他国内にない仕様として救急セットと△表示プレートが標準でセットされております。

三角表示板(国内適合品か不明)

救急セット(包帯と止血テープ)

ところで・・・

こちらは「風」のスペアーキー。

国内のディーラーで扱うカングー1を購入した時はこのようなオタマジャクシがキーに付属しますが、ディーラーでないと普通のキーになります。

こちらはカングー1のキー。

これは国内と欧州の電波法の違いで、欧州車のキーが発する電波は強すぎて国内法に引っかかるのだそうで、ディーラー車はその対策で写真のとおり別に電波を発する通称オタマジャクシを追加することで回避しております。フォルクスワーゲン車などは輸入量がルノーと桁違い多いので、そこは専用に鍵を国内向けに作り替えます。この辺りもルノーの「別に走りには関係ないでしょう・・・」との気質(大衆車)が見て取れます。

矢印が浮いているところ。随分はみ出ている。

あと後ろのナンバープレート設置も日本のナンバープレートの形状は全く配慮されていないので、設置場所からはみ出し苦肉の策でナンバープレート設置台にて、斜めに取り付く事になります。それでもエンブレムにかかりデザイン的に?の部分でね。

エンブレムにナンバープレートが干渉する。日本のナンバープレートが縦に長いため。

おしゃれなのか、そうでないのか・・・。

そんなこんなで、普通でないカングー1ですが、左ハンドルで5MTの初期型は国内の数が少ないために、特別な特徴がなくとも中古市場では何時ものようにプレミアになっておりますからやっかいです。

顔はファニーフェイス・・・どこか愛嬌のある感じで、この辺りは「風」と同じ匂いをかんじますね。

間違いなく・・・変わり者3車。それぞれ何かに特化した道具としての車は素敵。ルノー車は大衆車で特にカングーは欧州庶民に1997年~20年間も高い人気を誇る日本の軽貨物のような車。

そして・・・

空調スイッチをいれると標準がフレッシュエアー。サーキュレーションモードはエアコンを入れないと選べない・・・たしか15年前に恩師から聞いたような仕様。15年前と比べディーゼルの排気ガスが規制され匂いと黒煙をばらまく車がなくなりましたから、まあフレッシュでも許せます。

そして貨物車由来の証はこれ!

純正の挟み板。

伝表挟み。しかもボールペン置きもあります。

この仕様も海外の貨物仕様のダッシュボードパネルとのこと。国内ディーラー車にはこの仕様はありません。

そもそもこの伝票挟み位置には、オーディオの表示板が設置されるのでこの仕様は本国でも貨物車(郵便配達車など)の仕様です。でなぜこの仕様かは・・・前オーナーが純正のモニターから変更したためですが、これが「て・こあ」管理者にはシンプルでよいとの評価。その代わりにハンドルのサテライトスイッチは使用不可。

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