超高性能高断熱木製サッシをつりこむ その1

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この日本語ではない操作盤・・・何でしょうか?

今日は9時15分に事務所を出発し伊達市へ向かいました。伊達の家の最もコストが掛っている高性能木製サッシとラーメン接合の組み立てを監理するためです。

下の写真は車に設置されたガラスのカーテンウォールのつり込み機です。この操作盤が冒頭ののアップの操作盤です。

伊達の家でドイツ製の超高性能高断熱木製サッシの設置が昨日から開始されましたが、設置といっても、ワンユニット200kgを超えるので、人の手ではとてもつり込めない・・・。そこで専用の機械が必要なのですが、今まで日本では殆どこのような木製サッシ(トリプルガラス6mm)は使用例が少ないので、そんな機械は売られていないそうで、これは北欧製の器機をわざわざ取り寄せ車に設置したそうです(伊達の家の為では無く、最近の需要で)。

確かにアームの動きは普通の車設置のユニックに比べ相当繊細です。設置するのはガラスつり込みの専用の会社。この仕事が終わると再び東京へ戻り、オリンピック関連建築物のガラスのつりこみを行うそうです。

これを使い設置設置するのですが、この大きさ・・・。

普通のサッシの面積比で2倍!しかも国内では普通は使わない6mm厚のトリプルガラス(普通は3mm~4mm)で総厚48mm。重さは単純に2倍!!の200kg越え。

無論人の手では到底持ち上げる事はできません。

ピンク色がラーメン接合。ラーメンと壁の耐力壁でコストと耐震性のバランスをとる。これで耐震等級2相当。

これを全部で26個(13セット)設置します。その半分はラーメン接合の木構造内へ・・・。ピンク色がラーメン接合部で、所謂壁で地震力に対応するのではなく、太い柱と太い梁を1体化することで、地震に抵抗する接合がラーメン接合です。

中に立つ人の大きさとサッシを比べれば、これが住宅用のサッシとは思えない。これが13セット(26個)設置される。しかもこの美しい面一フラットの外観デザイン。樹脂サッシではまずこうはならない。

たった一つ設置するのに2時間くらいはかかる・・・。異常な重さと大きさ。この設置動画をユーチューブに後日アップしますのでご覧ください。

こちらの設置が18時30分に終わりそれから三条の事務所に戻り現在事務所で23時。往復500km越え・・・。まあ「風」なら53才の私でも何とか日帰りが出来ます。

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