幸福な日

100m先のテトラが見えない。

今年の寺泊は数年ぶりの大雪となり、前の道に何度か除雪車が来ている。海は凪ぎであるが、雪のため視界が殆どない月曜日の午後。

月曜日の午前中は毎年訪れる新潟市のとある場所で何時も空を眺める・・・。あれから22年経っても相変わらず彼の時間だけが止まっている。

その後「て・こあ」に立ち寄って雪かきをして夕方自宅へ戻った。自宅前の坂道は4駆でようやく上がれるくらい圧雪が酷く、直ぐに除雪車を電話でお願いして15分もしないうちにやってきた。

自宅前の道はきっちり綺麗に除雪されたが、押しのけられ固まった雪処理の大変なことと言ったら、これはシャベルを持って除雪した人にしかわからない。カッチンカッチンで昔ながらの鉄のスコップでないと曲がったり、欠けたりする。

白は青白くみえ冬の夕暮れの色温度はこんな感じで青みがかる・・・。

あらかた雪かきがおわり、久しぶりに雪景色を見ながらお気に入りの地ビールで乾杯をする。雪景色を見ながらビールがおいしいと思うのは、雪かきの力仕事と家の中全てが24℃で保温されているから。

空も海も外の雪も青くそまるこの色世界が美しい・・・。

このような味のあるビールは舌で転がし、炭酸の痺れ具合を舌中で感じながら飲むとおいしい。大手有名ビールで普通にこんな飲み方をすると雑な苦みと酸味が残りまず行わないが、地ビール系はそれが最高。最近好きなのは黒系ビール。

くつろぎながら飲んだあとに・・・

私の大好きな黄桃のパイケーキができたと妻がさしだす。

ああーー54回目のバースデイケーキである。

うーーん。娘がこの家からいなくなって2年。

また2人きり（プラス▽・ｗ・▽）でケーキ。

すると・・・スマホが震動し娘の表示名。次に義母と義父からも電話。最後に母からの電話・・・。なんて幸せな1日なのだろう・・・。

心から・・・ありがとう。