2年目点検 危なくポストが鳥の巣箱に・・・。

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今日は・・・

雪が降る前に福島県で2年前に竣工した「緑の家」のメンテナンスに伺って来た。ノーマルタイヤの風で磐越道をぶっ飛ばし(法定速度を守って)、会津へ向かう。

遠くからみるとまだ木の色がしっかり残っている南正面。竣工後丸2年経過の冬。

外壁と一体化した造り付けのポストであるが・・・

扉の右手かべにあるポスト

今年・・・扉をあけた時に中に藁や枝のような塊があり、それが鳥の巣作りだと直ぐにわかったそうだ。このポストは玄関の直ぐ横で人の往来が多いにも拘わらず、鳥が巣作りを始めたとのことで、流石にポスト内では「NG」なので撤去・・・。まだ始めたばかりだったので問題はなかったそう・・・。この穴がやばいのか?このポストは既に10個くらい造っているが初めての事・・・。今後この手掛の穴を止めようか悩むが、何かこの穴が可愛いのである・・・。

この材は少し未乾燥材だったようで、乾燥しているときは適度な隙間があく。西側外壁は既にシルバーグレー化が進んでいる。真冬の吹雪の時は一面真っ白になる西側外壁。

この面はこの家では一番ハードな西面。特に西側は主要道路と畑がになっているので、吹きさらしの場所で西日もばっちり。よって木が暴れて釘が1本1cm頭を出していたとのこと。何度も続くならその場所だけはビス止めとなる。

この面は東面の外壁。隣家もあるのでほぼ雨がかりも無い。

この面は北側外壁。この「緑の家」で一番綺麗。地域柄と赤身の多い杉だったせいかカビもまだ少ない。↓下屋も雨には有効に働く・・・。

貼った当時の外壁はこちら↓真っ赤かである。杉は産地が変ると色も大きく違う。

この赤身であればカビに強いが乾燥するのは難しく少し未乾燥材になるだろう。

そして南側は・・・

今年の台風の時に南より風にのって強い雨がたたきつけたそうである。色むらができている南外壁。↑と南側玄関↓。

今が一番水染みが気になるとき・・・。後数年すれば美しい木の色になるはず。

南側のシルバーグレー化はある程度時間がかかるか、神社みたいに茶色グレーになりそうでありこれはこれでよいと思う・・・。

で・・・室内に話は変り・・・

床下中央分の温度分布は・・・

基礎面積が40坪もあるので中央分はちょっとした廊下状態になるほど広い。横方向地中梁はスラブ内として通路を確保する。

12月の床下エアコン設定温度は20度から21度とのこと。床下スラブ中央温度は概ね22から24度と良好で均一な温度分布となる。

床下用エアコン設定温度は20~21度の時にスラブ表面温度は24度から22度と安定している。無論・・・スラブ下には断熱材無しでこの安定感。

しかし外周部は以前の実測結果どおりスラブが熱橋になって少し熱の逃げがある。これはスラブ下の断熱材では防げない部分であるから基礎外断熱しか方法はない。

12月の床下エアコンの設定温度は21度から20度とのことで建物一番奥の際は18度。現在外気8度である。

断熱仕様Bグレードは止むえない事と思うが・・・。

会津坂下の家の1階床面積は40坪とほぼ2件分の基礎面積で、2階が22坪の延べ床で62坪・・・。これで夏24時間62坪の家中を除湿冷房で全ての電気代として2万/月。中間期の電気代が1万だから概ね1万/8月が除湿冷房の空調費。

冬の暖房費として2件分の基礎で一年目は流石に多くかかったけれど、設定温度も控えめで今年は昨年より15%くらい削減できると思うが結果待ちである。

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