新潟市大野町に建設中の大野町の家に朝8時前に着いて耐力壁検査をして、その後325kmを移動して金沢市に向かった。往復650kmになるので今期一番の移動距離。
先ずは新潟市の大野町の家へ・・・。
Ua値0.21w/m2kのAグレードの超高断熱で耐震等級3認定取得の「緑の家」の耐力壁は、厚さ12mmの合板が主となり(4倍耐力壁)、足りない部分は筋かいと厚さ9mmの合板で構成される(6.5倍耐力壁)。
施工は何時ものヨシダハウスさんである。従って手慣れたもので合板の釘打ちは1階部分はほぼ完璧。お手本のような釘打ちであった。
筋かいも、節の心配をしなくて良いようになんと鴨居材という上物で上小節か無節の杉。これなら欠点のない材料である。というより仕上げ材を見えなくなる構造材として使う贅沢さ・・・。いつも口うるさく言っているので選別する手間より材料自身をグレードアップさせていた。
大開口部のコーナーサッシで耐震等級3を取るためには、2階の桁上に厚さ28mmの合板を水平に貼らなければならないことが多い。今回も先回、先々回と続いて3連続の桁上合板ばり。よって通気穴もあける。こんな穴の空いた床板をはる現場はあまりお目にはかかれないはず。「緑の家」では超高気密であるが、湿気の逃がす工夫もしっかり気をつかう。
さて・・・大野町の家はリバーサイドで土手に向かって大きなコーナーサッシがある。そこから信濃川の水面が見ることができれば・・と思って高さ計画したが・・・
どうだろう・・・。この窓の向こうに水面が見られるのか?
おおーわずかにみえそう。
わずかにみえる・・・とおもう。冬の川は水量が少なくなっているので春になればしっかり見ることが出来るだろう。
金沢の鳴和台の家は明日またお伝えする。