伊達の家 温熱計測メンテ

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福島の磐梯山あたり・・・。今にも落ちそうな空。

しかし50分ほど車で走らせると・・・浜通り側の伊達市。

真っ白の外壁とサッシが碧の空に映える。

見事なまでに太平洋側の冬気候・・・晴天の青!

今日は温熱測定中の伊達の家の測定器のメンテナンスに行ってきた。

こんなに日が入り・・・外気温は7度で風速9m/s!!と強風の真冬の寒いなか・・・暖房機は全OFFでも内部は28度となる。暑くて汗が出るほどだが、我慢できないほどではないところがミソ。しかも・・・こんなに吹き抜けがあるのに1階と2階の温度差がない。このデータは後日公開予定。

これだけ蓄熱できる黒石の床があるが、真冬のこの時期でも室内気温は28℃まであがる。

もし蓄熱がなかったら30度越えで思わずカーテンを閉めたくなるだろう。

温熱計測器の電池消耗は早く三ヶ月未満でなくなるので今回取り替えにいった。

同時に先回設置出来なかったエアコンの電力計をセット。

エアコンの消費電力をタイムリーに測るために電流計を設置するがこんな時に電気工事二級の免許が役立つ。200Vー20A(VVF2.0ー3)の延長コードを自ら作りそこにクランプを挟む。この電流(電圧に変換)をネットで拾ってデータを蓄積する。電気工事免許があるから簡単な電線を扱える・・・ありがたい。これも小新の家のオーナーさんの助言。

ところであれほどAEPのヘアークラック(小ヒビ)が大量にでた伊達の家であるが、12月、1月と一年で最も乾燥している次期を過ごしてもヒビはほぼ皆無(一本だけ)。

これっ・・・実は下部は戸である。上壁と一体化する戸が「緑の家」の得意とするところ。

特に階段周りの壁はあれほどあったのに・・・ない。

これはペンキ塗りの職人さんの腕でヒビが出なくなることが証明されたこと。

綺麗なAEP塗装の壁と天井・・。

家具もお気に入りの絵も設置され生活の雰囲気がでてきて益々良くなっている。

何気ないことであるが・・・
「緑の家」のスイッチ位置は床~950程度の一般より250mm低い位置。だからこれだけ大きな絵を飾っても重ならない。

寒さ知らずの伊達の家・・・。信じられないが、こんなに窓ガラスだらけなのに夜間のコールドドラフトは蓄熱床から発せられる上昇気流に混じり殆ど気にならないはず。

ただ24時間22度(雪の朝)~28度(晴れの日中)を維持しているためエアコンの稼働率はおおく、更に引っ越し、水分の抜け、コンクリートの温まり・・・等の理由でまだ電気代は予想より少し高め(氷点下5℃まで下がる1月の夜間において実質90坪くらいの家中暖房と給湯、コンロ、照明全てをいれて3.6万)。
しかし「緑の家」のオーナーさんは無理な省エネをする行為は行わず、快適が一番なため緩やかな対策を考え中とのこと。計画中はたしか・・・18度程度でも十分満足であるとおっしゃっていたと思うが、実際住むと22度以上を常に維持でやはり快適が一番。

今年は手つかずの外構工事を行う予定で更に完成に近づく。

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コメント

  1. 匿名 より:

    浅間さま

     書き込みが正常化したので、当該記事よりコメントします。
    先ずは改めてまして・・・

     ご無沙汰しています。
    昨年は『上山の家』・『伊達の家』の完成見学会および、
    三条『魚家』でご馳走いただきありがとうございました。
    今年もよろしくお願いします。

     ・・・と記する予定だった令和初コメント。
    私の思い込みで、御用納めの後の投稿となりました。
    1年間ROM専だった経緯(言い訳?)を記します。

      伊達の家 温熱計測メンテ 2019/2/2(11か月前)
      
      『こんなに吹き抜けがあるのに1階と2階の温度差がない。
       このデータは後日公開予定。』(文中=赤文字)

     上記の記事を読んだ時、直ぐさまコメントしようと思いました。
    しかし、記事掲載を催促する文脈になりかねず躊躇しました。
    その時、以前に読んだ下記の記事を思い出しました。

       驚き!スラブ中央部から逃げる熱を熱流計で実測。
       その1 地面より外周へ。2017/1/17(3年前)

    2016年7月より実測を開始し、およそ半年後に記事掲載。
    『伊達の家』も同じパターンだと思い込み、

      『記事が掲載された時にコメントする』

    そのように決め、掲載を待ちました。

       春・梅雨・夏・・・

    途中でいくつか気になった記事があり、
    コメントを考えましたが何故かスルー。
    この様な結末となりました。

     さて、『上山の家』・『伊達の家』の完成見学会は、
    『脳内住宅』の基本コンセプトに合致するため参加しました。
    それまでは試行錯誤が続いていましたが、
    完成物件を拝見し漠然としたイメージがはっきりしました。
    暫く思考実験から遠ざかっていましたが、
    ここ2週間は『トランス状態』に入り、
    何かと、色々と、溢れております。
    気持ち良く新年を迎えられそうです。

     浅間さま、スタッフの皆様も、
    良いお年をお迎えくださいませ。

               草々

    MOTO