松浜ヒルサイドの家 気密工事

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10cmを超える大きいカマキリを見ると夏が終わったと思う。しかもお腹ももう小さい。

屋根の上にカマキリ・・・秋まっただ中でお腹を見るともうお母さんではないようである。

勾配天井となり小屋裏がないので通気層からの棟換気となる。
風の強い環境なので棟換気の板金包みはビスでしっかり固定。換気部材はこのようなストロー状態もの。

屋根は切妻・・・勾配天井のため今回は棟換気を持つ。このグリーンは「緑の家」でも初めて使う色だが、色は写真で見るよりとても感じが良い。これとコットンホワイトの白いガルバニュームの外壁はとても相性が良く、今から足場が外れる時が楽しみである。

屋根形状がそのまま活かされる2階の勾配天井の部屋。

現在家の内部は気密シートが貼り始められており、この初期のころのチェックに伺ってきた。

ここは3重にも気密シートが重なっている部分であるが、しわもなく綺麗に貼ってある。

気密シートはいつものポリエチレンフィルム0.2mmで一般的な表現では「住宅用プラスチック系防湿フィルムのB種」の規格を満たしたものになる。これについての実績は・・・この夏に31年経過した、しかも西日の強くあたる外壁内で且つ震度5強の地震を2回も遭遇している家(耐震等級1程度普通の家)の実績で御案内しているとおり(2023年6月29日にブログでまとめている)、問題なく大変安定している素材。高断熱高気密の家の条件としてはこれ以上はないくらいの悪条件での実績。よってこれを丁寧にはれば、夏型冬型壁内結露を防ぐことはもう明らかだと考えている。

さてそんな松浜ヒルサイドであるが、良い意味でハプニングがあった。

屋根下(軒裏)に貼る木材がよすぎるのである。図面では杉の小節と指定し、サンプルにも小節がしっかりと入っていたのだが、現場に来た材料はほとんど無節。さらに幅広で長物とおまけ付き。綺麗すぎてこれを何時のように表面から釘打ちするのは忍びない。そこで急遽サネから隠し釘に施工方法を変える打ち合わせを親方大工さんとおこなった。

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