昨日三条市は沖縄県を除くと富山市と並んで日本で一番暑い気温だった。
三条市は昨年40℃越えを記録し、日本の最高記録にあと0.7℃程度まで迫った。海岸から25kmと特別内陸部でもなくどちらかというと海岸性気候であるが、越後山脈のせいでフェーン現象が起きやすい土地柄であるため、昨日も気温が上がったのである。ちなみに最高気温トップ2は全て内陸部である。
三条市にいると暑さと雪の量など中々ハードな土地柄であるといつも思う。だからこそ県内では最も早く全棟UA値0.3w/m2k以下の超高断熱住宅を11年前から行っているのだろう。つまり超断熱の目的は「20年後(2030年)でも家中冷暖房の光熱費を気にすることなく使える性能」として目標設定したからである。
さて・・・
話は変わるが、
自身でもよくはまり込む「都合の良い解釈」について少しだけ・・・。
ローカル新聞のコラムの話であるが、そのコラム執筆者はドライブが大好きで週末となると往復500km以上一日は走るそうである。年間では4~5万キロほどになるのではないかと思うが、何故か夏の冷房エアコンや冬の暖房をなるべく使わないこともよく話題にのる。その理由の一つがCO2を削減に寄与したいとある。ならドライブで使うガソリンは良いのだろうか?と常日頃思って読んでいる。5万キロを一年で使うガソリンに換算すると仮に15km/Lなら3333Lのガソリンである。ざっくり電気使用量に換算すると拙宅の年間電気使用量の2倍となる。
多分・・・仕事の一環だから仕方ないというが、全くそのとおりでコラムと言っても産業であり、このような生産活動はエネルギーを使ってなんぼの世界。効率よく使うことは大事であるが、CO2削減のためにドライブを控えコラム執筆のネタ一部を止めるのか?多分それは無理と思う。つまりこれはCO2削減を自身には都合の良い解釈で考えており、自分で仕事や好きなことにはCO2をたくさん排出しても仕方ないが、自分にとって価値のないこと、我慢できない部分でのCO2削減は関係ないと聞こえる。しかしどちらも他の人から見れば同じであり、人それぞれ価値感は違うのであり声高らかにCO2を排出するのは良くないと叫ぶのは、やはり欺瞞というか・・・生産活動を止めた人ならまだ理解できるが、生産活動が行われる社会に身を置いている人は必ずどこかでたくさんのCO2(木や化石燃料を燃やして)排出によって支えられている。もっとも身近な水洗トイレも水精製や下水整備、便器開発、運搬・・・があってそれが使える。かといって無駄で効率の悪い使い方が良いかと言えばそれは違う。とても複雑な問題であり、日本でネットがつながる環境又は車を使って暮らしているなら軽々にCO2削減のため・・・とか言えないことを10年くらい前に学んだ。無論効率よく使う技術を開発する等、研究分野ではその開発理由として使うことはあるだろう。効率が良いと言うことはランニングコストが下がるのでそれはほとんどの人が歓迎すること。
さてもう一つ・・・
ある高速のパーキングトイレにある立て看板。なんで?と当初思ったが、人に聞くと
「連休など渋滞時のPAは女性が男性用トイレの「大」の方を使う」
とのこと・・・。私は基本的に渋滞する期間、場所は避けるので見たことはないが、看板を立てるほど深刻なことになっているのか・・・。
逆の看板が女子トイレにないことを見ると、女子トイレに男性が入るだけで「犯罪者」になるが、その逆はこの看板を立てないと「まま」行われてしまうということ。これって最近のジェンダー問題からみると「問題」と思う人もいるだろう。私は・・・混在しているときに女性が男性トイレを使うことは別にどうとは思わない。その逆はやはりNGであるが・・・。