燕市吉田の家 模型完成

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R116の通り沿いにある吉田の家の模型が出来た。このところ模型製作が続く・・・。

比較的コンパクトな土地の建て替えである。今年くらいからアスベストの除去に対する規制が厳しくなるので、来年以降の建て替えのハードルは少し上がると思われる。

模型の前に・・・

50年前に起きたトイレットペーパー買い占めと同じ。50年経ても人の進化はとても緩やかのようだ。

今日薬を買いに隣のドラッグストアーに行ったら・・・トイレットペーパーやティッシュペーパーの棚が空っぽで張り紙がある。

「売り切れ」

買い占めだそうだ。

必ず起こるこんな時の買い占め。
私の家族はマスクも含め今回の件で買い占めはしていないが、気持ちは少しわかる。2週間以上前に国のトップが「マスクが手元に渡るようにする」と宣言したのに未だマスクがお店に置いてあるのを見たことがない。そのような事を間近に体験すれば、買い占めたくもなるであろう。私は意地でもしたくないが・・・。

更に報道ではつい最近衣料大手のユニクロさんがマスク15000枚を韓国に寄付したとか、ちょっと前の1月は東京都が中国に備蓄してあるマスクを送ったとか・・・。国民より先にお世話になっている海外に送るこの行為・・・特に今回マスクは増産のためのわずかでも国税を使っているのだから困っている国民がまず先だと思う。最近の日本は一体どうなっているのかなぁーと思う。その点報道で知る限り台湾のマスク施策は良いらしく、まじめな人が報われる。

さて本題の吉田の家の模型である。

南西の角に定番コーナーサッシを設ける。

当初は片流れのような落雪型の形を望まれていたが、落雪したときの雪の落場所が確保出来なかったことで、少しゆるめの屋根勾配で耐雪型になっている。旧吉田町であるため耐雪は1.2mとして耐震等級3を確保する。近年は耐震等級3が当たりまえの性能としているが、地域の垂直積雪量で耐震等級3を確保する事は旧新潟市内を除いて巷ではまれである。つまり雪が屋根の上にある想定だと耐震等級3の確保が難しいので、雪を1mまで減じて設計する事が多いから。しかし「緑の家」では減じない雪の量で耐震等級3を確保する。

水平ラインを強調したファサードとなる。

笹越橋の家で行ったように床下部分を自転車置き場として設計した吉田大保町の家は、3階建てに見える感じで窓が並ぶ。ちょうどそこは吹き抜けであり、その窓から明るさを呼び込む。一方この吹き抜け上だけ勾配天井にする事で、段をつけず最も単純な屋根形状とする。

アプローチ階段が外にあるタイプは久し振り。屋根を大きく掛けて雪に対する安全性を確保している。

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