新型コロナCOVID-19について

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

2020.04.23 05時緑字追記。 既に厚労省が過去罹患率調査のための抗体検査の準備をしているとのこと。

既にこの話題はブログで止めようと思っていたがある米国報道で・・・

 17日にオンラインで公表された査読前の米スタンフォード大学の研究論文は、現在の報告が示唆するよりも多くの人数が感染したと結論づけ、従来考えられていたよりも感染が広範囲に及び、同時に致死性は低いことを示唆した。これは、これまでに1800人余りが陽性となっているカリフォルニア州サンタクララ郡で確認された感染は実際の50分の1から85分の1にとどまることを意味するという。

Kristen V. Brown
2020年4月22日 17:01 JST Bloomberg より

これは多くの人が思っていたとおりの報道である。

簡単にお伝えすると・・・カリフォルニア州サンタクララ郡で実験的な調査が行われた。それは抗体検査と呼び、COVID-19にかかると抗体ができるのでそれ調査したところ、COVID-19に既にかかっていた人は全人口の2.8%ー5.6%にもなっており(サンプルからの人口按分)、これは、現在感染が報告されていた人数の28倍から55倍になるとのこと。

つまり既に多くの人が知らない間にCOVID-19にかかっており、ある程度感染は蔓延していることになる。

1月の春節にChinaから多くの人が日本各地に観光に来ていた。この時は既にChinaではCOVID-19が多数報告され都市封鎖も行われていたため、日本でも既に感染拡大は起こっているとの予想はされていた。しかし検査が実質出来なかったため、実態はわからなかったが、今は抗体検査がある程度可能になっているので、いま東京でもランダムサンプルで抗体検査をすると、既にどのくらいまで蔓延しているかある程度予想は付くはず。既に2桁のパーセント割合なら、こんなに人の行動制限をしても、経済に悪影響があるだけであまり意味がないことになる気がする。既に無症状で抗体ができていたか、軽症で完治してしまった人が多数いるのかもしれない。

確かにまだ感度や精度が良い検査とは言えないが是非、抗体検査または抗原検査なるものを参考として行って頂きたい。血液一滴で出来るので悪影響は全くないと言ってよいと思うが・・・。

この話題を取り上げたのは、当事務所のあるこの地域で、匿名報道された感染者をまるで魔女狩りのように感染者探しが行われているとの情報があり、COVID-19より怖いのは人間ではないかとの話も持ち上がったため。既に多くの人が罹患済みなら皆が落ち着くと思われる。

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする


コメント

  1. N より:

    https://www.cnn.co.jp/fringe/35152970.html
    抗体による免疫の保証は現状ないことを考えると自粛が正解かと。

    それと魔女狩りといいますが魔女狩りと違ってうかつなことをしている人は叩かれても仕方ないかと。現状日本全国が戦場になっている中、人が密集しているところにわざわざ出向いていく人ばかりなので。

  2. MOTO より:

    ≫魔女狩りのように感染者探し・・・

    人間の醜い面を目にする機会が増えました。
    平常時は理性的な行動をする人も、
    異常時は本能的な行動をしてしまう。
    自戒の念を込めて厳に慎まなければ…

    新型コロナの抗体、欲しいです! 【欲望…(^^ゞ】

    • Asama より:

      MOTO様

       コメント感謝します。

      >新型コロナの抗体、欲しいです!

      ニューヨーク市でも抗体の検査がランダムサンプリングで行われたところ、報告されている感染者の10倍の200万人(推定)が既に感染済みとのことです。感染率はニューヨーク市全人口の13%にもなり、全感染者に対する致死率は発表されている率の1/10になります。日本、とりわけ東京ではどのような数値となるのでしょう。13%の人が特別扱いされなくなる緩やかな感染拡大後の収束を描くのか、それとも・・・。