アイドリングストップ車が今後少なくなる・・・かも。

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オーブルデザインの社用車である5台の車には、アイドリングストップのある車はない。これは・・・ほとんどが古いタイプの車である事と、マニュアル車であるためである。
実はアイドリングストップはいらないと常日頃思っていたが、最近の新車でもあえてアイドリングストップを装備しない車がでてきているとの報道をみた。

1997年の初代プリウス。大きさや雰囲気が好きだった。

私が一番最初のアイドリングストップを持つ車に乗ったのはもう20年以上前である。ピンとわかる人ならそれが初代プリウスであると気づく。

1997年に世界で初めて量産型ハイブリッド車として世に出たプリウスは、駆動用バッテリーに電力が残っていれば、アクセルをオフにするとエンジンがストップする。そして再び踏み込むとエンジンが駆動用バッテリーで動いた後に、「なめらか」にかかる。これは現在のハイブリッド車なら当たり前だが、当時は驚かされた。セルモーターの音がしない状態でエンジンがかかる不思議さ・・・。このような仕組みならあえてアイドリングストップ機能を別に設ける事はないが、ハイブリッド車でない場合でもアイドリングストップ機能を設ける場合は、耐久性のある起動モーターと12Vバッテリーが必要になる。耐久性のあるバッテリーを使ってもアイドリングストップ車は、その機能がない車と比べ数倍から数十倍瞬間負荷が増えるので、短寿命となり価格の高い専用バッテリーを交換することになる。しかも車種によってはコンピューターのリセットが必要になるので、ディーラーで交換することになる。すると・・・アイドリングストップでその費用を回収することはほぼ不可能であると最近知られてきた。そこで無理にアイドリングストップを装備しなくなったとのこと。無論ハイブリッド車は関係ない。
最近巷でも後付けで常時アイドリングストップを完全ストップさせる(キャンセル)部品も販売されている(純正では車内スイッチでキャンセル出来るがメモリー効果がないため、都度キャンセルスイッチを押す車種がほとんどとのこと)。

確かに初代プリウスは夏や冬に頻繁にエンジンストップすると直ぐに暑くなったり、寒くなったりしてストレスが溜った。3代目プリウスではそれが少し改善されたいたが、やはりどうしても夏や冬はエンジンがストップする機会がすくない方が快適である。

結局・・・車はどうやってもエネルギーを短時間に消費することは避けられない。従ってある程度割り切ってしまえばよいだけのこと。当事務所の割り切りは、省エネより楽しさ、形、車体価格(税金は高い)で車を選ぶ事にしている。これは初代プリウスから3代目プリウスまで10年以上ハイブリッド車に乗った反動である。

確かに・・・ご近所のどちらかと言えば地味な初代リーフがいつの間にか派手なカラーリングを得意とするするシトロエンのC3に変わっていた。まったく真逆のチョイスともいえるが、これも反動なのか?

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コメント

  1. mkt より:

    前々から私もハイブリッドでは無いアイドリングストップの存在理由が疑問で5年程前某ディーラー営業さんに伺った事がありました。
    アイドリングストップをつけないとエコカー減税(エコカー補助金)の対象にならないから付けていると話していました。実質ほとんどエコにならない車種もある事は販売側も分かっていたのでしょうね。
    ホントの理由がサポカー補助金ができたから、ではないと良いのですが。
    何事も補助金目当てで本来の楽しさがなくなるのは嫌ですね。

    • Asama より:

      mkt様

      >何事も補助金目当てで本来の・・・

      全くそのとおりで、ある情報によるとこのようなCO2削減関連の補助金は年間20兆円にも上ると聞いたことが有ります。住宅にもそのような補助金はありますが、本来の目的を失っている事業が多いと感じますね。