高岡市赤祖父の家 完成4 番外編

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南面の温度状況。曇天でも黒い部分が温度が上昇する。

白色は特別・・・といつも申し上げている。赤祖父の家の外壁はコットンホワイトという白色で、外気温24度程度のこんな曇り空でも黒色の外壁と比べると明らかに表面温度は低い。

東面の温度状況。曇天では各方位に温度の差はあまりない。

この曇天では天空日射の影響がほぼ全てのため各方位の外壁の表面温度は大きな違いはなく24度から29度。晴れていれば状況は大きく違い、温度差が大きくなる。

曇天でも白以外温度上昇は大きい。晴天ならもっと顕著に違いがでる。

こんな曇天でも淡いベージュ色の外壁と白色とは温度差があり、ベージュでも黒色よりの温度となる。やはり白はだけは特別な色である。

しかし「緑の家」のように壁の断熱性能Uw値が0.2w/m2kともなると、色の違いによる室内への日射取得はほぼかわりない。現在の外壁は通気層をもっているため、伝熱の多くは外壁表面からタイベックへの輻射となり、タイベックもまた白色なので温度上昇は低い。よって外壁色は自由に選んで頂いても冷房負荷はあまり変わる事がないので心配は無用。一方外壁断熱性能が低い場合は、外壁色によって冷房負荷が変わるし、内部環境も影響を受けやすいので、やはり外壁の断熱性能は重要である。特に通気層がないUw値が0.5~0.6以上の外壁構成は色の影響を受けやすい。

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