安定の気密シート貼りと杉の枠

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気密シートの貼られた現場。窓上の下地も入り、仕上げ工事に向かう。

現在刈羽村の井岡の家では、気密シートの施工中である。高断熱高気密住宅では内部結露防止の要となる気密シート(=防湿シート)のチェックに一昨日伺った。

現場で今加工中の杉の無垢板。

気密シートの施工段階になると、内部の戸や窓の枠材として「杉」の無垢材が運ばれ加工される。それまでの現場は構造材の松系の木の香りだったが、この時期には「杉」系の木の香りに変わる。そして最後にヒノキの床の香りに置き換わる。ヒノキはこれら3種類の木の中で最も香り高く面積も多いため支配されてしまう。そこで杉の香りが好きな人にはこの時期を楽しんで頂きたい。井岡の家の建て主さんは「杉」が好きなので寝室に杉の床を採用しているが、私も寝室の床なら傷もつくにくいので杉を強くお薦めしたいと思う。

現場に積まれる杉の無垢板の束。

「緑の家」は天然素材の木を使うが、その無垢材でも杉を最も多く使う。しかも多分枠材としては結構厚い27mm。

厚い杉の枠材。「緑の家」では定番の27mmであるが、和建築以外でここまで厚い木の採用は少ない。

何故木の厚い無垢材を使うのか・・・それは古民家などで残されている家具や什器、戸などで廃棄物とリユースする判別は、無垢材が原則である。昭和中期(30年、40年台)に造られた無垢材ではない家具や什器も手間暇がかかっているものもあり、心ひかれるが・・・ボードやベニア、張り物をはじめとする新建材はやはり処分する事になる。そのものに時の魅力(時間の経過と共に刻み込まれるもの)を感じられないからである。

トイレの枠でも厚さ27mmの厚い枠を惜しげも無く使う。

本物の木の細工として可動物は薄い材料のほうが価値があるが、固定品である床や木枠等は厚いものが好み。その木目と色にはいつも魅せられる。

窓台となる杉の木枠。この後養生され完成まで見えなくなる。

さて気密のほうだが、丁重に貼られ隙間を気密テープで処理されている。何も問題はない。電気配線も小束で貫通処理され、また筋交いと柱も綺麗な貫通処理である。

筋交いや電線貫通部の処理が肝心であるが、そのあたりはヨシダハウスさんの電気屋さんも心得ているし、何しろ勝山さんの目が光っている。

これでこの後も間違いが無ければ気密性能C値は0.2~0.4cm2/m2以下は確実であろう。

天井には450mmのセルロースファイバーが吹き込まれるが、このように桁上合板の時には、合板の例の穴から吹き出されるくらい入れると、その後50mm沈下してちょうど良いくらいになる。そのため通常この空間は500mm程度確保している。

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