68年ぶりだろうか?PCを自作した。とはいっても今回は自分で組み立ててはいない。パーツ選びをアドバイスしただけで、組み立てとインストールはスタッフMが行った。
私の仕事PCは自作だが、今度はノートパソコンにするつもりである。昔と違い今の自作は既製品より高くつくしノートでも性能は高い、また拡張性はいらないのでもう自作はしないと思っていたが、スタッフMがタワー型のPCが組み立てたいとのことで今回の自作支援になった。多分似たようなスペックをパソコン専門メーカー(DELLとかLENOVOとか)で買うと18万以下であろうが、そこにメモリー32GBとグラボを少しこだわり、ケースも吸音シートが貼られており、M.2(PCI-e)は2TBなので、これらオプションで23~25万程度になると思われる。
PCケースでタワー型を選ぶということは、グラボにこだわるということで、CPUよりGPUの価格が高いがやはり動画やゲーム性能を追求すると高性能のGPUが必要で、その発熱はCPUもさることながらGPUも相当熱量が大きくなるので、ケースには12㎝級ファンが3つもある。省エネに逆行した仕様である。
しかし電源は650wで比較的小さく高性能な機種を選んでいる。変換効率は50%使用時で90%以上あるので実用向き。一般的に多くを占める少ない消費電力20%では、87%程度と下がるので必要以上に大きくないほうが良い。
まず電源を取付ける。私の持っているケースは電源は全て上付けだったのであるが、今は下付けであり、他の部分と区画されて熱が広がらないようになっているし、ケーブルの取り回しが楽になっている。
次にマザーボードにCPUを取り付ける。いつの時代でもCPUの取りつけは緊張するが、20年ほど前からむき出しのコアでなくなり、必ずアルミのケースに入っており。固定方法も洗練されているのでコア欠け(懐かしい)の心配がないのがうれしい。
今のソケット品番はLGA1700と4桁。私が最も多く組み立てた時代はソケットAやスロットAだったのが、ソケット7やソケット370と数が大きくなりとうとう4桁。
コア欠けは起きないとわかっていても、密着不足でオーバーヒートしたり性能が出なかったする。グリスも定番のシミオンを平らに塗り込みでかいヒートシンクを載せる。
ファンを取付けメモリーDDR4-3200-32GBを力強く差し込む・・・とここまでは卓上の作業で、この後マザーボードをケースに固定する。先に固定すると取り付けが難しい場合がある。
M.2ソケットに1TBずつ2個として差し入れこちらも赤いヒートシンクを設置。
ケーブルをつないで確認し、スイッチを入れる・・・ドキドキの瞬間。
ファンは回りランプが点灯。
無事BIOS画面が現れてようやくほっとする。しかしWIN10をRAID1で組込むつもりでBIOSから設定したが、ドライバーのインストールまで行なってドライブが見えるのに、拒否される。多分RAIDの構築に問題があったと思うが、ここは直ぐにあきらめて後で他のバックアップすることにした。しかし今度はRAIDに設定したM.2を削除できず何度かBIOSで試行錯誤すると、無事消去できクリーンインストールができた。さてこの12600KはUHD グラフィックス 770を搭載しており、WIN10の更新を全て終えてからグラボを組み込んだ方が無難と考え、この時点ではグラボは組み込まれていない。
一通り全てインストールしたら次はグラボを組み込む。流石にスカスカだったPC内部が一気に混み出した。とはいってもFDDやCD、HDDのある頃とは全く違い、ケーブルが1/3程度になっている。
最後にNVIDIAのドライバーをインストールしてこれで終了。4K60Hzで激しい動きの画像がヌルヌル動くとのこと。