再チェック 原村の家

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
先週の月曜日に急遽現地へ行った。

長野県諏訪郡原村に建設中の原村の家の第2回目の耐力壁検査に伺った。

南側の大きな窓。標高1300mで大きな窓を確保することがとても大変だと思っていなかった。

同じ原村内でも標高の差は結構あるようで、原村役場があるところは標高1000mであるが、こちらは標高1300mになる。もっと高いところでも住宅地はあり、ここより先にある丸山地区別荘地では標高1500m。ちょっと考えられない標高であり、別荘が中心だが住宅として長期在住している方もいるようだ。

現場では耐力壁のチェックはまだ終わっていないが、室内工事もはじまり主要なサッシが取付けられている。

杉の枠はどこで見ても美しい。

玄関ホールには趣の変わった室内建具が入る予定で、既に枠の取り付けがされていた。小穴溝が縦にも横にもあり、それがずれて掘られているところが普通と違う。なぜならここには合計6枚の戸がこの枠の中にはいる。縦に移動する戸が2枚で通常通り横に移動する戸が4枚となって窓の切り取る位置をかえるのである。

矢印のところがイモで納まっている。

枠の留め付けはトメである。しかしオオドメではなく表面の部分だけがトメに加工され、奥は突きつけ(イモ)納まりとなって、鴨居レール溝を被せないようにしている。トメかイモの選択は好みであるが、私はできる限りトメがすきである。

さて肝心の再チェックであるが、最終的には全て確認ができて終了となったが、そこまでが結構大変であった。どうも大工さんには合板に打ち込む釘の大切さが良く伝わっていないのが日本の木造軸組の問題かなと思う。次は気密シートの施工チェック。これも重要なポイントとなる。

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする